カレー侍 (Curry Samurai)

samuraiがお届けするカレープラスα(アルファ)を徒然なるRockな日々の雑感とともに。

浅草「ヨシカミ」&TOKYO BACK PACKERS

2007-03-04 | 台東区
samuraiです。
どうも半年に1回ぐらい”旅に出たい病”が発生する僕ですが、
仕事が忙しいのと、ヒマ&金がないので、
なかなか行けないのが現実。

ということで、今回は東京都内にある数少ないバックパッカーを巡る旅をしてみました。
題して、「TOKYO BACKPACKER'S」ですw。
で、そのバックパッカー専門の宿は、「カオサン東京」というところ。
場所は浅草です。

泊り客はほぼ外人さんのみ。
ロビーでは英語・スペイン語・中国語・フランス語が乱れ飛んでます。
うーん、旅気分満喫ですねww。



で、お部屋はこちら。



6畳ぐらいの部屋の中に二段ベッドが4つ、無理やり押し込まれてます。
部屋の住民は、自分たち以外は全員外国人。
これですよ、これww。
あぁ~、懐かしい空気w

さて、せっかく浅草に来たことだし、外人気分で観光に。
まずはお約束の浅草寺。



いやー、ウン年ぶりに来ましたねー。
参道はもう人・人・人の嵐。
はとバスのツアーコースにもなってますし、
日本各地からやってくるんでしょうね。
いやー、いいなあ日本ってw。

さて、お参りを済ませたら、喉が渇いてきたので
ウインズ裏手の立ち飲み屋に突撃!



場所が場所だけに、そこに居並ぶおっさんたちは、
人生を捨て切ったような感じさえ漂ってます。
まさにダメ人間の動物園ww
ルンルアンの近場の雰囲気と酷似してますねw。
とか言いながら、すっかりその空間に馴染んでいる自分がいたりするわけですがww。

後は、下町らしくタイル絵の残った銭湯に行き、体を温めたところで
本日の最終目的地を目指します。

ということで、ここからが本題ですw。
今日は浅草にある「ヨシカミ」というお店を紹介します。
場所は、浅草ROX横のフットサル場の裏手にあります。



浅草界隈でも老舗の洋食屋として名高いこちら。
開店前から、路地裏に多数の人々が行列を作ってます。

21時頃行ったのですが、店内はほぼ満席。
地元のご年配の方々がほとんどを占めている感じですね。



さらに、このお店のキャッチコピーがこれ。



うますぎて申し訳ないス!
いや、謝られてもww。

で、こちらの一押しは「ビーフシチュー」と「ハヤシライス」。
特に、ハヤシライスは開店してすぐ売り切れてしまうという人気商品らしいです。
が、悲しいかな、そこはカレー野郎としての宿命。
メニューを見ると、ありますねカレーライスの文字が。

ということで、「カレーライス(1050円)」を注文。
まあ、カレーだけじゃなんなので、「プレーンオムレツ(900円)」も注文。

さて、待つこと10分。まずはオムレツがやってきました。



見るからに職人の手技だと分かる、ふわっふわのオムレツ
卵も新鮮なものを使用しているのでしょう、色鮮やかですねー。
美しいの一言です。
では、いただいてみますか。



ナイフで割った瞬間に、半熟状の卵がぶわっと溢れます!
うーん、こりゃたまんないですね。
お味は塩味のみのシンプルな味付けですが、
それが卵の滋味溢れる優しいお味を引き出しています。
うーん、プロの仕事ですね
まさに、「うますぎて申し訳ないス!」ww

さて、カレーもやってきましたよ。



ルーはとろみのある、いわゆるご家庭のスタンダードってやつです。
具材は玉ねぎと豚の角切り肉というシンプルな構成。
それでは、いただいてみますか。



ルーは、かなり甘めの口当たり。
チャツネとリンゴで甘さを出してます。
コクはありますが、そこまで重たい感じはしないですね。
お家のカレーというよりは、ちゃんとした洋食屋さんのカレーです。
お味としては、松本楼などに近い感じがしますね。
おいしいですね!!

今から50年ほど前、まだ洋食が高値の花の時代だった頃、
こちらでカレーをいただくというのは、庶民の考えうるかなりの贅沢だったのでしょう。
今はカレー屋さんも数多くあり、レベルも質もその頃から比べると
格段に飛躍しています。
そういった中で、こちらのように昔の味を守り続けるというところに
このお店の存在意義があるのでしょう。

歴史ある浅草という街で、アーリー昭和タイムスに思いを馳せながらいただくカレーも
またなかなかオツなものですね。
久々に行ったらインドカレー屋の増殖ぶりに驚きましたがw。


【お店情報】

洋食屋 ヨシカミ

住所:東京都台東区浅草1-41-4 六区ブロードウェイ

電話:03-3841-1802

営業時間:AM11:45~PM10:30

定休日:木曜