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ワカシュウスミレ・3~奥高尾2

 奥高尾の登山道脇で2年振りに出会えた「ワカシュウスミレ(若衆菫)」。スミレ科スミレ属の多年草でスミレの変種。基本種のスミレの側弁の基部には毛が多いが本種は側弁の基部が無毛になる。その名前は若いのでまだ毛が生えていないという洒落だろう。

♪♪あなたに笑いかけたら
  そよ風がかえってくる
  だから ひとりでもさみしくない
  若いってすばらしい
  あなたに声をかけたら
  歌声がきこえてくる
  だから 涙さえすぐにかわく
  若いってすばらしい
  夢は両手にいっぱい 恋もしたいの
  やさしい気持ちになるの
  ああ 誰かがわたしを呼んでいる
  あなたがいつか言ってた
  誰にでも明日がある
  だから あの青い空を見るの
  若いってすばらしい
(『若いってすばらしい』
作詞:安井かずみ 作曲:宮川泰 歌:槙みちる 昭和41年)
(JASRAC許諾第J210129422号)
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ウマノアシガタ・2~鑓水

 柚木街道の鑓水付近の林縁に咲いている「ウマノアシガタ(馬の足形)」。キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草で草丈は40~50センチ。春に茎の先に直径2.5~3センチの黄色い花を咲かせる。花弁は5枚で光沢がある。ウマノアシガタを「キンポウゲ(金鳳花)」と呼ぶことがあるが、キンポウゲは八重咲き品種を指すとも言われている。
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シバオノエヤナギ

 奥高尾の山道で見掛けたヤナギの一種。ここは水辺ではなく林道のやや乾いた崖地になる。雄花序が細長いのはシバヤナギの特徴だが葉は濃緑色で鋸歯はほとんど見えない。さてこれは何だろうか。『高尾山全植物図鑑』ではヤマナラシ、シダレヤナギ、バッコヤナギ、ネコヤナギ、イヌコリヤナギ、シバヤナギ、コゴメヤナギ、タチヤナギ、オノエヤナギが高尾山系に生育しているとあるがどれも該当しない。『ヤナギハンドブック』のページをめくってもわからない。その巻末には雑種がいくつかあったが、そのうち「シバオノエヤナギ(柴尾上柳)」がそれらしいのでとりあえずそうしておこう。シバヤナギとオノエヤナギの雑種で東京都、山梨県、静岡県などに分布しているという。ヤナギはスミレ以上に難しい。
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