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キハダ・7~雄花序

 ミカン科キハダ属の「キハダ(黄檗・黄膚)」。全国の山地に分布する落葉高木で雌雄異株。初夏に枝先に円錐花序を出し黄緑色の小さな花を多数咲かせる。写真は雄花で直径6~7ミリ。萼片と花弁は5枚ずつだが花弁は大きく開かない。雄蕊は5本あり中央に退化した雌蕊がある。
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シナミザクラ

 長池公園“里山”で見られる「シナミザクラ(支那実桜)」。バラ科サクラ属の落葉高木で中国原産。江戸時代に渡来したが果実は酸味が強く耐寒性が低いので、サクランボ生産用の樹はセイヨウミザクラが主流となっている。その味を確認させてもらおうと訪れると、果実が見当たらずやっとひとつだけ見つけた。最後のひとつを採るわけにはいかないが、“実桜”というのに果実は少ないのだろうか。それとも既に野鳥に食べられたのかも知れない。また来年確認しよう。
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シュロガヤツリ

 大学セミナーハウスの本館前に植栽されている「シュロガヤツリ(棕櫚蚊帳吊)」。カヤツリグサ科カヤツリグサ属の多年草でアフリカ原産。草丈が1メートルを超えるほどになり耐寒性があるので露地での観葉植物とされていることが多い。花茎が真っ直ぐ伸びてその先から細長い多数の苞が放射状に拡がりこれをシュロに見立てている。花序は苞の中心から伸びてその先端に小穂が多数付く。カヤツリグサの仲間の草丈ははせいぜい30〜50センチのものを見慣れているが、こんなに大きな種もあるのだと改めて認識した。
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