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タガラシ・3~果実

 神明谷戸の水田脇に生えている「タガラシ(田辛子)」。キンポウゲ科キンポウゲ属の二年草で日本全土の水田や溝などに生育している。花期は3~5月で茎の上部で枝分かれし直径0.8~1センチの花を咲かせる。花はキツネノボタンに似ているが、果実は長さ1~1.2ミリの痩果で集合果が細長くなるのが特徴。右奥に見えるのはキツネノボタンの集合果で形の違いは歴然。
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ヒメヒオウギアヤメ

 東京都立大学西交差点付近の歩道脇に咲いている「ヒメヒオウギアヤメ(姫檜扇菖蒲)」。アヤメ科ヒメヒオウギ属の多年草で南アフリカ原産。5~6月に赤やオレンジや白い花を咲かせる。いずれも下の3枚の花被片の基部に赤い斑点がある。同じアヤメ科に園芸種のヒメヒオウギズイセンがあり名前は極めてややこしい。ここはそもそもこんな花が咲く場所ではないが、どこからか種が運ばれて咲いたようだ。園芸品種だが綺麗なので撮っておいた。
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ヤブエビネ・4~奥高尾2

 奥高尾の林内に生育している「ヤブエビネ(藪海老根)」。ラン科エビネ属の多年草で、普通のエビネの萼片と側花弁が褐色になるのに対して本種は緑色になる。当地に限らずエビネの盗掘が各地で発生しており、特に個体数の少ない変種は翌年には消えていることがある。写真の株も盗掘が心配だが今年も無事に見ることができた。
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