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ツクバネ

 ビャクダン科ツクバネ属の「ツクバネ(衝羽根)」。本州~九州の山地や林縁に分布する落葉低木で雌雄異株。背丈は1メートルほどでモミやツガなどに半寄生する。写真は雄株で5~6月に枝先に集散花序を出し直径4~5ミリの淡黄色の小さな花を数個付ける。雌株は枝先に雌花をひとつだけ付ける。秋に稔る果実は長さ1センチほどの卵円形で花後に大きくなった苞とともに“羽根つき”の羽根に似る。この果実を見てみたいが未だに雌株が見つからない。
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ツタウルシ・9~若い果実

 ウルシ科ツタウルシ属の「ツタウルシ(蔦漆)」。山地の落葉樹林内に生えるつる性落葉木本で蔓から気根を出して周りの樹を這い登っていく。雌雄異株で写真は雌株。2週間前に見た時はまだ蕾だったので、そろそろだろうと見に来ると花はすっかり終わり既に果実が出来始めていた。花の期間は短いようだ。葉をめくって探せば咲き残りの花があるかも知れないがウルシの仲間にはウルシオール(Urushiol)というかぶれ成分が含まれているので葉に触るのは禁物。特にツタウルシはウルシの中でも最強と言われている。花はまた来年見ることにしよう。
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ノヂシャ・2~果実

 浅川土手に生えている「ノヂシャ(野萵苣)」。スイカズラ科(←オミナエシ科)ノヂシャ属の一年草もしくは越年草でヨーロッパ原産。ヨーロッパではサラダ用に栽培されており、日本では江戸時代に長崎で栽培されていたものが各地に拡がって野生化した。花期は4~5月で直径2ミリほどの淡青色の小さな花を多数咲かせる。果実はやや扁平な痩果で長さは2ミリほど。
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