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ハルノタムラソウ

 東京薬科大学“自然観察路”で見られる「ハルノタムラソウ(春の田村草)」。シソ科アキギリ属の多年草で紀伊半島や四国、九州に分布するので当地で自生は見られない。同属のアキノタムラソウの草丈は50センチにもなるが本種は10~20センチほどとずいぶん小さい。花期は4~5月で花冠は長さ7~8ミリ。ここでは5年前に見ていたがその時の記憶がアキノタムラソウくらいの大きさだと刷り込まれていたため、翌年以降はこの時期に見つけられず、『消えてしまったのかなぁ』と思い込んでいた。ところが先日訪れた際に歩道脇に草丈10センチほどの花を見つけて『ああ、こんなに小さかったのだ』と気付かされた。あやふやな記憶ではそこにあるのに見えない。
 さて“春”や“秋”があるのなら“夏”もある。まさに田村高広、田村正和、田村亮のような“田村3兄弟”だが、花期が6~8月のナツノタムラソウは神奈川県や東海地方に分布しており当地には自生はない。ちなみに頭に何も付かないタムラソウはキク科植物で本種とは親戚でもない。
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キバナニワゼキショウ

 堀之内寺沢里山公園の道端で見つけた「キバナニワゼキショウ(黄花庭石菖)」。アヤメ科ニワゼキショウ属の一年草もしくは短命の多年草で北アメリカ原産。草丈は5~20センチで5~6月に直径1センチほどの黄色い花を咲かせる。当地では普通のニワゼキショウの他、オオニワゼキショウアキマルニワゼキショウセッカニワゼキショウアイイロニワゼキショウを確認しているが本種は初めて見た。1980年代に京阪神地方で確認され最近は関東地方でも定着している。当地の専門家に確認したところ『2年前くらいに小宮公園で発見情報があり、最近は新しい産地の情報提供も相次いでいた。当地でもついに・・』ということだった。
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アイイロニワゼキショウ・4~長池公園2

 毎年6月頃に人間ドックを受けており、今年は更に3年毎に受診している大腸内視鏡も予約を入れた。何とか今年も異常が無いことを願っている。
 最近、肥満症治療薬や内臓脂肪減少薬が話題になっている。ドックでは数年前からメタボリックシンドローム診断が追加されウェスト周囲径を測られるが、私は78センチで肥満目安の85センチには程遠い。ジムでの筋トレの成果かウェストはほとんど変化が無く、先日購入したジーンズのサイズも20年前と同じだった。
 ところが昨年6月のドックの腹部CTの結果で『内臓脂肪面積が100㎠以上となっており内臓脂肪蓄積の状態です。糖質制限、運動励行に努めて下さい。』とのコメントがあった。これには全く納得がいかずそもそも100平方cm以上という基準値自体が病人を増やす厚労省の策略ではないかと疑っている。私の体脂肪率は去年6月は14.8%、7月は13.2%であり、4日前にも測ったが13.2%だった。これ以上脂肪を減らしたら現役アスリート並になってしまう。先日、主治医にこのことを相談してみると『歳を取ると特に内臓周辺に脂肪が付き易くなるようです。』との説明をもらった。それならばそもそも基準値は年齢に合わせて調整すべきだと思うがいかがだろう。
 さて閑話休題。写真は長池公園“姿池”畔で咲き始めた「アイイロニワゼキショウ(藍色庭石菖)」。アヤメ科ニワゼキショウ属の多年草で北アメリカ原産。「ルリニワゼキショウ(瑠璃庭石菖)」とも呼ばれている。5~6月に直径1.5センチほどの花を咲かせる。この時期は普通のニワゼキショウやオオニワゼキショウが多く見られるが、本種は当地では長池公園、大塚東公園など限られた場所で確認している。
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