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コミヤマスミレ・2~奥高尾

 奥高尾“逆沢作業道”に点々と咲いている「コミヤマスミレ(小深山菫)」。スミレ科スミレ属の多年草で福島県~屋久島までの太平洋側に分布し山地のやや日陰の湿った場所を好む。高尾山系では一番遅く咲くスミレでこれで今年のスミレの見納めになる。花径は1~1.5センチで側弁の基部は有毛。萼片が反り返り、葉は卵形で葉脈は赤みを帯びるのが特徴。高尾山“4号路”でも多く見られたが、昨年、“4号路”を数ヶ月通行止めにして急坂部分の200~300メートルに木製階段の設置工事が行われた。そのためその辺りに多く生育していたコミヤマスミレが今年はずいぶん減ってしまったがこの階段のお陰で道を逸れて登る人も減り植生はすぐに回復するだろう。

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ニシキギ・2~開花

 小山内裏公園“内裏池”付近の林縁に生えている「ニシキギ(錦木)」。ニシキギ科ニシキギ属の落葉低木で全国の山野に分布している。秋の紅葉が美しく庭木や公園樹として良く利用されている。若い枝ではコルク質の翼が十字対生するので同属のマユミやツリバナなどと見分け易い。花期は5~6月で葉腋から集散花序を出して直径1.5センチほどの淡黄緑色の花を多数咲かせる。
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ツリバナ・3~稲荷山コース

 高尾山“稲荷山コース”の林内に咲いている「ツリバナ(吊花)」。ニシキギ科ニシキギ属の落葉小高木で北海道~九州の山地や丘陵に分布している。4~5月に葉腋から集散花序を出して直径1センチほどの淡黄緑色の目立たない花を咲かせる。花弁は微かに紅色掛かることがある。秋の果実が楽しみになる。
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