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キジムシロ・5~果実2

 バラ科キジムシロ属の「キジムシロ(雉蓆)」。日本全土の山野に生育する多年草で花期は4~6月。直径15~20ミリの5弁花を咲かせる。花はヘビイチゴなどに良く似ているが果実はまるで異なる。植物分類のAPG新体系ではヘビイチゴ属はキジムシロ属に包含されるようになったが、果実を見るとミツバツチグリやオヘビイチゴがキジムシロに近いことがわかる。
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ヘビイチゴ・3~果実

 長池公園の野道で見られる「ヘビイチゴ(蛇苺)」。バラ科ヘビイチゴ属(キジムシロ属)の多年草で日本全土の山野のやや湿った場所に生育している。花期は3~6月で直径1.5センチほどの5弁花を咲かせ果実はイチゴのような偽果になる。果実の直径は1.5センチほどで花床の表面に密生している痩果には皺がある。ヤブヘビイチゴの果実と大きさが異なるが痩果の皺の有無も異なる。
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ヤブヘビイチゴ・4~果実

 奥高尾“日影林道”の道端で稔っていた「ヤブヘビイチゴ(薮蛇苺)」の果実。バラ科ヘビイチゴ属(キジムシロ属)の多年草で本州~九州の山野の藪や林縁に生育している。花期は4~6月で果実は直径2センチほど。花床は濃紫色で艶があり痩果には皺が無い。これが甘ければ良いのだがほとんど味は無い。
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オヘビイチゴ・3~果実

 五反田谷戸の野道に生えている「オヘビイチゴ(雄蛇苺)」。バラ科キジムシロ属の多年草で4~6月に集散花序を出し直径1センチほどの黄色い5弁花を咲かせる。茎の下部の葉は5小葉になるので3小葉になるヘビイチゴやミツバツチグリとは見分け易い。果実はイチゴのように花床は膨らまず長さ1ミリほどの痩果の集合果になる。
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