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クワガタソウ・3~果実

 オオバコ科(←ゴマノハグサ科)クワガタソウ属の「クワガタソウ(鍬形草)」。東北地方~近畿地方の太平洋側の山地に生育する多年草で日本固有種。4~5月に直径1~1.3センチの淡赤紫色の花を総状に咲かせる。同属のオオイヌノフグリの果実は“犬の陰嚢”のような形になるので不名誉(?)な名前を付けたられたが、本種の果実は武将がかぶる兜の飾りの“鍬形”に似ていることから名付けられている。果実の本体を兜に見立て手前の2本の萼片が“鍬形”になる。これが属名で良かった。“イヌノフグリ属”では何とも・・・。
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ヒトリシズカ・5~果実

 センリョウ科チャラン属の「ヒトリシズカ(一人静)」。日本全土の山野の林内に生育する多年草で3~4月に4枚の葉の基部から穂状花序を出し花被の無い蕊だけの花を咲かせる。写真は果実で長さ2~3ミリの球体になる。
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ヤマグルマ・3~雄性期

 ヤマグルマ科ヤマグルマ属の「ヤマグルマ(山車)」。東北地方以南の山地に分布する常緑高木で5~6月に枝先に総状花序を出し花弁も萼片も無い黄緑色の花を多数咲かせる。ヤマグルマは両性花だが、雄性先熟と雌性先熟の2タイプの個体がある異形異熟(異形雌雄異熟)の性質がある。この株は雄性先熟で写真は雄性期の花。雄蕊は30本以上あるはずが既に終盤で雄蕊が10本足らずしか残っていなかった。
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