宮沢賢治学会イーハトーブセンター冬季セミナーin東京「宮沢賢治と映画」で、それぞれの講演後に行われたパネルディスカッション・質疑応答です。
各発表者が他の講演に対して発言し、最後に会場からの質問に答えました。
「映画が発明された時期の文学者への影響はどうなのか。」という発言がありましたが、これに関しては安が発表以外に資料にまとめていて、萩原朔太郎、室生犀星、谷崎潤一郎などについて述べられています。
「映画では、失われたものを引きずる者が、賢治を引用することが多い。」という点では、全員が合意していました。
岡本によると、90年代の日本のインディペンデント系の作品には喪失した物(者)を描くことが多いとのことです。
これは、バブル崩壊後の社会の動向の影響が表れているのでしょう。
賢治の作品では、童話よりも詩の方がモンタージュしやすいので、映画に反映することが多いようです。
会場からの「賢治は日本の映画は見たか?」の質問に対しては、女優が出ない1918年までの日本映画は馬鹿にしていたようだが、その後の作品は見ていたでしょうとのことでした。
各発表者が他の講演に対して発言し、最後に会場からの質問に答えました。
「映画が発明された時期の文学者への影響はどうなのか。」という発言がありましたが、これに関しては安が発表以外に資料にまとめていて、萩原朔太郎、室生犀星、谷崎潤一郎などについて述べられています。
「映画では、失われたものを引きずる者が、賢治を引用することが多い。」という点では、全員が合意していました。
岡本によると、90年代の日本のインディペンデント系の作品には喪失した物(者)を描くことが多いとのことです。
これは、バブル崩壊後の社会の動向の影響が表れているのでしょう。
賢治の作品では、童話よりも詩の方がモンタージュしやすいので、映画に反映することが多いようです。
会場からの「賢治は日本の映画は見たか?」の質問に対しては、女優が出ない1918年までの日本映画は馬鹿にしていたようだが、その後の作品は見ていたでしょうとのことでした。
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