1960年代に圧倒的な人気を誇ったポップス・グループ、フォー・シーズンズの歴史を描いたミュージカルの映画化です。
ドキュメンタリー・タッチの部分とミュージカル仕立ての部分を巧みにつないだ、監督のクリント・イーストウッドの手腕はさすがのものがあります。
映画は1990年にオリジナル・メンバーがロックの殿堂入りをするシーンで終わるのですが、彼らの音楽をロックと呼ぶのにはやや違和感があります。
現在のロックは、アメリカのロックン・ロールに影響を受けたイギリスのリヴァプール(ビートルズなど)やロンドン(ローリングストーンズなど)によって1960年前後に生み出され、その後アメリカに逆輸入されたとの説が有力で、フォー・シーズンズの音楽はそれらとは別系統で創造されていて、やはりポップス・グループやヴォーカル・グループ(フォー・シーズンズの場合は、リード・ヴォーカルのフランキー・ヴァリのファルセット・ヴォイスが圧倒的な魅力を持っています)と呼ぶ方がしっくりきます。
マーケティングの視点で考えると、このミュージカルや映画がアメリカでヒットした理由は、第二次大戦後のベビーブームの世代(ベビーブーマーと呼ばれていて、現在60代後半の人口多数派)、特に白人のノスタルジー(古き佳きアメリカ)をうまくかきたてているからでしょう。
日本でも彼らの同世代である団塊の世代(同様に人口多数派で、シニア割引も受けられるので最近の映画館でも多数派)にうけているようで、館内ではそのぐらいの年配のカップルがたくさんいました。
私自身は彼らよりやや後の1954年生まれでフォー・シーズンズはリアルタイムではあまり聴いていませんが、彼らの代表曲である「シェリー」や「君の瞳に恋してる」などは、ポップスのスタンダード・ナンバーとして十代のころから親しんでいましたので、この映画の演奏シーンも十分に楽しめました。
ちなみに、この映画は有楽町の丸の内ピカデリーで観たのですが、こういった音楽映画は音響効果の高い二階席もあるような大箱の映画館がふさわしいようです。
ドキュメンタリー・タッチの部分とミュージカル仕立ての部分を巧みにつないだ、監督のクリント・イーストウッドの手腕はさすがのものがあります。
映画は1990年にオリジナル・メンバーがロックの殿堂入りをするシーンで終わるのですが、彼らの音楽をロックと呼ぶのにはやや違和感があります。
現在のロックは、アメリカのロックン・ロールに影響を受けたイギリスのリヴァプール(ビートルズなど)やロンドン(ローリングストーンズなど)によって1960年前後に生み出され、その後アメリカに逆輸入されたとの説が有力で、フォー・シーズンズの音楽はそれらとは別系統で創造されていて、やはりポップス・グループやヴォーカル・グループ(フォー・シーズンズの場合は、リード・ヴォーカルのフランキー・ヴァリのファルセット・ヴォイスが圧倒的な魅力を持っています)と呼ぶ方がしっくりきます。
マーケティングの視点で考えると、このミュージカルや映画がアメリカでヒットした理由は、第二次大戦後のベビーブームの世代(ベビーブーマーと呼ばれていて、現在60代後半の人口多数派)、特に白人のノスタルジー(古き佳きアメリカ)をうまくかきたてているからでしょう。
日本でも彼らの同世代である団塊の世代(同様に人口多数派で、シニア割引も受けられるので最近の映画館でも多数派)にうけているようで、館内ではそのぐらいの年配のカップルがたくさんいました。
私自身は彼らよりやや後の1954年生まれでフォー・シーズンズはリアルタイムではあまり聴いていませんが、彼らの代表曲である「シェリー」や「君の瞳に恋してる」などは、ポップスのスタンダード・ナンバーとして十代のころから親しんでいましたので、この映画の演奏シーンも十分に楽しめました。
ちなみに、この映画は有楽町の丸の内ピカデリーで観たのですが、こういった音楽映画は音響効果の高い二階席もあるような大箱の映画館がふさわしいようです。
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