19日、福島第一原発3号機の建屋内の床を流れていた水は、放射性セシウムは1リットルあたり240万ベクレル、放射性ストロンチウムなどベータ線を出す物質は同2400万ベクレルを検出したと東京電力が発表。
これは、原子炉内の燃料を直接冷やした後の汚染水の濃度であり、これでは空冷に移行するのは不可能に近い。
という事は、汚染水をコントロールするどころか、収束が更に困難になり廃炉は数万年先になるかもしれない。
このような状況では、安倍総理は五輪招致で「汚染水は完全にコントロールしている」と世界に向けて嘘を言った事になる。
そして、東京五輪組織委員会の会長に決定した森喜朗元首相は「原発ゼロなら五輪返上」だと発言したが、東京五輪招致委が作成したファイルには、2020年の五輪開催時の東京は「原発ゼロでも電気供給は充分」と説明している。
もし、森喜朗元首相の発言通り、原発を稼働させなければ電気が足りないとしたら、東京五輪招致委も世界に向けて嘘を言った事になる。
東京オリンピックの工事のため、被災地の復興が置き去りにされ始めていると聞く。
私は、被災地の復興と原発事故の収束が優先されると思うから、今からでも返上できるなら返上して欲しいのだが、嘘で勝ち取った招致とは言え、一旦決まったものは仕方がないのかなぁ~?
となれば、『原発ゼロで東京オリンピックを成功させよう!!』