湯川さんと後藤さんが、「ISIL」に拘束されている映像が公開された時、政府は湯川さんと後藤さんが「ISIL」の人質になっていた事を初めて知ったと嘘をついた。
そこから、あらゆる手段を講じて人質救出に全力を挙げて取り込むとした。
昨年8月に、湯川さんが「ISIL」に拘束されても何もしてこなかった。
それは、8月23日頃に湯川さんが「ISIL」に殺害されたという噂があったが、日本政府は確かな情報を得ていたのかも知れない。
昨年12月に、後藤さんの奥さんから「ISIL」から身代金の要求があった事を知らされても、選挙があるから発表をせずに隠した。
ヨルダン政府は、パイロットのムアーズ・ カサースベ中尉が1月3日に「ISIL」に殺害された事を知っていながら、カサースベ中尉の生存情報を求め続けた結果、後藤さんが殺害されてしまった。
日本政府も、カサースベ中尉の殺害を知っていたと思われるが、「テロには屈せず」だから何もしなかった。
ひょっとしたら、何もかも知っていながら、安倍晋三はこの機会を待っていたのだろうか?
人質事件を利用し、憲法9条改悪まで持っていこうと考えていたとしたら、安倍晋三は恐ろしい政治家である。