「ハゼ温度」も判らないのに「プロファイル」なんて絶対に無理です。
だから、ほとんどの焙煎屋は出来てないのです。
「日本の焙煎」をまともにしましょう。
これから参入される方々に、オカルトでない、誰もが納得出来て、説明が出来る焙煎を私は広めたい.
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■ 本日の焙煎量 10キロの内、ある銘柄1500gを3回に分けて、R-101機で私自身が焙煎してみました。 その3回の焙煎を通して、今日感じたことを書いてゆきます。
■なぜ、わざわざ500gX3回に分けて焙煎するのか?という疑問
3キロ機なら一回で済むわけです。
それを3回にして同じ豆で500Gで分割して焙煎を試みる。当り前ですが、ハゼる温度は同じ筈ですね・
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その理由は、これから焙煎業をされる方には、是非、ここをハッキリと認識し、自信を持って歩んでいって頂きたいからです。
オカルト的な焙煎を排除していって欲しいからです。「蒸らす」「ニュートラル」・・。
実は、良い感じで自然と煎れるのは3回目以降。裏返せば、一回ポッキリではなく、連続焙煎で最低3回やれば良くなるということです。
R-101のノーマル機で充分なプロ焙煎出来るといふことも、お伝えします。
そして、少し改造すれば自分なりのマシンにも成りますよ。(基準焙煎の量の違い)
講座(ノーマル機)と同じように煎れないというのは勘違い、あと一歩進んで下さい。
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最初の1回でボトム温度が確認が取れましたので、1ハゼまで丁度8分、煎り上がりまで12分ジャストという焙煎を設計し、その焙煎曲線(プロファイル)にそって確実に焙煎してゆきます。
これが「フロファイル」焙煎です。当り前です。
一番、素直な、途中もぴったり合わせて焙煎出来たのは、この3回目の焙煎です。(これは確実な蓄熱のおかげです)、つまり、プロ用焙煎機に最も必要なのはコレなのです。他社さんは知りません。笑
連続プロ焙煎ですから、どれも同じ時間に仕上げてますが、やはり、釜が完全な状態に(つまり、大いなる蓄熱の効果)なるのが、3回目だという、今日の再確認です。
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では、①、②、③のプロファイルは一体何処が違うのでしょうか?
それはボトムから1ハゼまでの線が直線か、少しグネグネしてるだけの違い。仕上りは同じ。
焙煎機が自動化出来ない理由はここです。蓄熱が読めない。勿論、それらしく見せる表示のプログラムは出来ますが
実は乖離しています。(エンジニアなら誰でも知ってます。)
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■プロファイルを煎るという意味は、自分の描いた設計図通りの焙煎です。すなわち、全てのデータ(情報)が事前に判っていないと、全ての時間が計算出来ないわけです。
勿論、プロですから、何回連続焙煎しても同じ結果が得られて普通です。
今日の焙煎で確認したことは、3回目以降がやっと釜が準備出来た状態です。1回目、2回目は、「種火ターボ」を駆使し、何とか誤魔化し、やっと合わせた感じです。
当前ですが、ボトム温度が判ったら、もう煎り上げ時間まで瞬時に計算で判ります。
だから「プロファイル焙煎」なのです。
■しかし、世の中は、たった1回のまともなプロファイル焙煎も出来ない人や排気ダンパーを操する人が「プロファイル」云々なんて言っている事自体がおかしいじゃないですか?
焙煎で大事なことは、「焙煎曲線の傾き」(角度)しかないわけです。(つまり時間ですね、比例してますから)=それ以外に変化はないのです。
そんな大事な指標を、「排気ダンパー」で無茶苦茶にして悦に入ってるのが、今の日本の焙煎なのです。
同じ色で煎った豆と飲み比べれば、「美味しく」なるというトリックは先日明らかにしていますから参照ください。
■「排気ダンパー」でバラバラして、聞けば各ハゼ温度は「銘柄によって違う」というのは、自動車でドライブする時に、平均スピードも、行き先さえも判らないというのと同じです。
馬鹿にも程があるでしょ?
よく考えてみるべきです・
焙煎機の「ニュートラル」には何の意味もありません。誰が考えても、それは自然な流れではなく。モーターとダクト径でどうでも変化させることが出来ます。誰かが勝手に「ニュートラル」なんて名付けたに過ぎません。
少しモーターを速めてたら、ニュートラルは深く(奥に)なります。ダクト系を大きくしても可能です。だから、私は焙煎機における送風モーターの能力差を比べる時に使う程度です。(ということは、同じ機械なのに関東と関西では当然違います。笑)
偉そうに「ニュートラル」を教えている人は、関東と関西では違う焙煎を教えているということです。笑
何の為に使うか?ダクト系におけるチリ(チャフ)の蓄積度の目安にも使えるということです。私は、その目安に使ってます。(掃除の為の確認)
つまり蓄積が溜まれば、ダクト内径が小さくなります。(笑)つまり、ニュートラルが手前に来ます。というだけ。
「ああ、詰まってきたなぁ」と思うわけです。
πr²ですから、rの変化は影響大です。ダンパーなんて弄っても、月に一回の全バラ掃除しない方が重大です。そんな野郎に限って、「焙煎はその日の気候で変わるんだよ」なんて抜かしますから、大笑い。
■「排気ダンパー」を弄る = 「ニュートラル」で煎る。(温度でダンパーを移動してゆきます)
これが正体です。やってることは同じなのです。笑。
判りましたね。
■人はどうして、つまんない事でも「秘密」にしたくなるのか?
それは、知れば誰でも出来ることだからです。
飛騨の大工さんの「格子」も知れば誰でも出来るのです。
■もし、コーヒー焙煎が、その日の気候で毎日、刻々と微妙に変わるなら、それは気温? 湿度? 気圧?豆の水分量?外風の風速?ただの天気(笑)?星占い?血圧? 刻々変化するもの多い。その操作に決める(指標は)一体、一体、一体何なのさ~~~?
たった一つだけ変わるころなど考えられませんから、その「微妙に変えた」(爆) 、焙煎の検証はどうしてるのですか?
この日本で誰1人として答え(方法も、結果も)を公表してません。(つまり、カッコつけて言ってるだけで)、 その結果の検証は?結果がダメなら焙煎豆を捨てるのですか?
検証なんて出来るわけがないのです。半段ダンパー絞って?
「それは感性なんです」と答えた人がいました。笑。
今日は朝から雨が降ってました。当店の10KGは同じ焙煎曲線を描き、同じ仕上げでした。明日も同じです。明後日も、ダンパーは不動です。
室内で焙煎してますから、気候なんて全然関係ないです。
そりゃ、今日の稚内と那覇では、同じ焙煎曲線でどう違うか興味があります。(気温別でボトム温度だけ)
かと言って、那覇で冷房してませんしな。
コーヒーは、
今日も、明日も
全世界のあちこちで「多様な天気下」で焙煎しているわけです。(そうでしょ?) どこが美味しいですか?笑
これを常識に考えれば(グローバルにも)・・・・・・。
アンタの家の昨日と、今日の差なんて全く考えるだけ無駄!馬鹿
自分のの住んでる小さな町で、その日の気候で焙煎が変化する云々言ってるのは、しょぼい設備が外的な影響受けること、に加えて日々の再現性のない「排気ダンパー」を弄ってるからなのです。
毎日、毎日が再現性のないアホ焙煎してるからなのです。
そういう事言えば「すごい」と思われたいのでしょうが、
アホっ。
■このように、突き詰めれば、珈琲焙煎士なんて自称してるトンマ野郎の話は嘘ばかりです。
「蒸らし」・・・
「その日の気候で微妙に変わる」
「大変な経験がいる」
「言葉ではわからない世界だから・・」
「ノウハウだから明かせない」
「これは職人技だ」
「微妙な世界だから凡人にはわからない」
「相応の金を支払えばキチンと教える」(笑)何だそれ、ほんまかいな~
「他所では手に入らない良い豆を分けてあげるから・・」
・・・・・・どうですか?難しそうなことを言っているが、何一つ確実な事を言っていない、本人が一番判っていないのです。
新規参入者さんは絶対に近づかないことが第一です。
もう、チャンチャラおかしいです。