色々な場面で、同じ事が言えると思いますが、
ネットで解決出来ることなど、実は誰もが知っているどうでもいいことです。
風邪を引いた、ネットで症状を調べるのは、簡単です。しかし、それでは治らないのです。
現実に受診して、薬を処方され実際に飲んでから効き始めます。
そして、現実の社会で、お医者さんが、今年の風邪について、処方の仕方や薬の情報を書いている人はいないのです。
話は変わります、私の車のアラーム(故障や点検時期)表示のリセット方法は、実は自動車関係なら皆さん知っていますが、ネットで検索しても一切出て来ません。(結構な台数売れている車種です)
コーヒー焙煎に関しても同じです。古くからやってる方々は、今時の人のように、あれこれと難しいことは決して言いません。意味がないというよりも、もっと現実を重視しているからです。
たとえば、「ボトム温度」を揃えたいとします。有る一定の温度にしたい、方法は二つ、現実には1つ。
投入温度を変える。
そういう人の焙煎は、毎回「毎回」と投入温度を変えることになりますから、その温度の算出方法は一体、何を根拠にするのでしょうか?
80度で「ボトム温度」をもってゆきたいとする。それが狂って(83度)なら、失敗だからコーヒーを捨てるのでしょうか?(笑)
結論から言えば、ボトム温度を揃えようと、投入温度を変化させることで、他の温度は全て狂って来ます。
もう何度も書いてます。素人の焙煎なら、それでOKでしょう。
プロ焙煎で10回連続で焙煎する、その時に焙煎機が安定していれば、1ハゼ、2ハゼを含め全て同じ温度で連続します。勿論、「ボトム温度」も同じである。これが当たり前です。
それを、プロ焙煎講座ではお見せしてます。
ところが、実際には諸々の条件(例えば直火方式)で少しブレてくる(温度表示が)、焙煎量によっても連続でブレが出て来ます。
だから、ここからは、「応用問題」なのです。
基礎が出来て応用問題が出来ます。
当焙煎講座では、ワザとブレを出します。それが昼休みだったり、イタリアン・ローストであったっり、操作ミスであったりしkます。焙煎機は素直に反応して、ブレます。 それが手に取るように、理解出来るブレです。
それが理解出来ないと、つまり、投入温度は果たして本当の温度なのか?「ボトム温度」は本当なのですか?も理解出来ない。
百歩譲りましょう。ボトム温度が、80度、90度、100度と焙煎した結果、当日かから3,4日目、1週間後で味はどう違いますか、少なくとも5銘柄で調べて、ブラインドで抽出して初めて判断出来ることです。
先入観を一切排除し、客観的に判断出来ることです。
「ボトム温度」を変えてみるのも自由に出来ます。
当然、焙煎時間は変化します。
「理屈」を煎っているわけではありません。たかが【豆】を煎っています。
必ず可変要素を弄って、それなりの理屈を言う人が出てきます。
焙煎は大手焙煎になれば数分です。これは結果、数分なのでしょう。
理屈の前に現実があります。
反対に30分も掛ける焙煎もあります。どう考えてもXXです。
さて、ネット焙煎は噴飯モノの話がほとんどです。「風が吹けば桶屋が儲かる方式」の焙煎です。曰く、オーバーフロー云々、酸欠状態(笑)、一段絞り、蒸らし、立派な説明が付いていますが、その数分後に全く別の、或いは反対の事を平気でして、その時にはその理屈は一切言わないのです。
私がよく茶化して書いています。1ハゼ後はダンパーを一段・・・・と言う人が、その前にダンパー全開なんて言う(チャフ飛ばし;笑)、その「一段」機種でっ数倍も違うわけです。
R-101に関すれば、つい最近まで、風力が弱いなんて書いてる人が多かった。現実はその反対です。強すぎます。
基礎が出来てないのに、応用問題を都合の良い場所だけ理屈をつけるわけです。
ネットなんかで焙煎調べて答えは見つかりません。
ダンパ云々言われるが、手網焙煎はどうなのさ? その答えを出してから次の問題を解いてゆくのが、道筋ではないでしょうか?
行動しないネット右翼のようなものでは、いけません。
風邪をひいたら医者にゆくのです。それが現実の答えです。
コーヒーの味は生豆の良し悪しで6割は決まります。
3割は焙煎と思います。
ハンドピックするような駄豆使って、焙煎を語られても・・・・困ります。
現実はそこには申し訳ないですが有りません。