基本はシングルボイラーです。
ほとんどが広告に騙される。
エスプレッソマシンは結局はシングルボイラーに軍配が上がりると思いますが、日本では猫も杓子もデュアルボイラーの方が性能が上のように思われている人も多いです。そういう通説を単純に信じる人が実に多いのは、日本ではバリスタと呼ばれる人達の年齢が若いからです。。
結局はエスプレッソの性能はそのボイラー容量です。小さな2個のボイラーよりも大きな1個ボイラーの方が当然良いのですが、
アメリカ市場を考慮したモデルを単純比較しても、日本の個人の店で1時間当たりの出る杯数が何分の1では、全く使用条件が違いますから、騙される。
当然ながら、デュアルボイラーなら、エスプレッソが美味しい訳ではありません。同じです。多くはHXですし・・。
HX(ヒート・エクスチャンジャー)は今ではその温度の安定性なんてのを宣伝されてますが、そもそもの由来は脆弱で安価なホームマシン用からです。つまり大きなボイラーが出来ないからです。
何度も書いてますが、HX搭載機で紅茶注文すると、いつの水か判らない古いお湯が提供されます。酸味も強いです。
基本的には1週間で一度はHXのボイラーを「空っぽ」にすべきですが、そんな親切な事を教えてくれて、どうやるのかまで理論と実践を教えてくれるメーカーはありません。
それはつまり、スケールが溜まり易いということでもあります。こんな事は常識ですが、それも知らないバリスタが平気な顔で人々から金とってエスプレッソを教えています。
スチームが安定するかは、最初に述べたボイラー容量次第です。
視点を変えて、営業に使うならシングルボイラーは故障はしないので絶対に優位です。プロなら誰でもそう言います。エスプレッソ美味い、不味いには全く関係ないのです。コマーシャル的な付加価値だと思って下さい。
広告ではそうはいいません。他社との差別化でもありますから、けれど、よく考えてみれば判ります。
PIDも同じ類の話ですね。
バリスタでもマシンの構造を判ってない人は、単純なことで比較して基本性能を分かってないのにスペックの複雑で屁理屈を言う人は多い。
小さなボディーに入ったデュアルボイラーは、考えようによってはすぐにスケールの影響や脆弱なヒーターエレメントが稼動しっぱなしなどの弱点も多いですが、何よりも故障率は高い。(単純に部品が2倍です。)
小型機で、商業モデル機と比較して、デュアルボイラー云々はナンセンスである、比べることは他にある。
小型機でデュアルボイラーなんてのは、考えようです。
さて、上の写真のマシン、先日、湘南から出戻ったマシンが、再度、他家に嫁入りするかもしれませんので、再整備です。
PULYの「Descaler」というプロ用の薬剤を使ってボイラー内部のスケールを除去と、一般整備です。当社には相当な在庫がありますが、小売用の小さな箱も売ってます。
後処理のリンスが面倒ですが、気分がスッキリします。
WEGAのMININOVAなどは「Descaler」用の内部ボタンまで装備されてますが、日本のバリスタにそんな事言っても全く理解されない。指定薬剤は「PULY」です。
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話を戻します、名前を伏せますが、この私のマシンのメーカーが、私がイタリア国内各地を訪問見学させていただいた中で、最新鋭の設備を持ってました。そのあ会社はシングルボイラーを思想としてます。
多くはAMADAの機械で、。。「あっと」と驚くような製造現場です。
残念ですが現在は、日本に来てません。
来週は自動車の車検も来ますし、、、、。
サイドカーが3台有りますが、今月中2台処分します。結局乗る時間が有りません。まあ、道楽といえば、それだけです。
今週は腕時計も修理に出したら!円でした。痛い。痛すぎる。