イタリアへ、若き日々に旅したルートを、オッサンになり再び辿って来ました。
本がスマホになり、フィルムが消えうせ、国ごとに両替をする手間は省け、お気楽に隣町に行く感覚で旅行出来るようになりました。
上の写真は、フィレンツェの中央市場の2階のフードコートみたいな所です。
何もありません。ただの観光スポットに過ぎません。(1階は午後2時までらしい)ここは深夜までOPENしています。
ここにいるのは、多分、同じ情報を元に寄って来た世界中の観光客でしょう。働いている人もそんな感じ、食べるものもありません。(有る。と言いたい人もいるのでしょうが・・)
ここには「勝負」がありません。
ちゃんとしたレストランで、繰り広げられる「勝負」です。
っま、どうでも良いことです。
世界中、スマホ持って、LINEでいつものように自分の国の「友達みたいな」人と適当に繋がってるけれど・・・
このフードコートの隣同士になった人とは話すことは多分ないだろう。
つまり、少なくとも壁に貼った地図にダーツを投げる旅ではない。
今回、絵葉書一枚、買わない旅行でした。クレジットカード利用も無い!
若い頃は、ヨーロッパの主要駅で寝た経験があります。それも冬! 孤独と不安を紛らすように、名前の交換もせず、ただ「どっから来て、どっちへ「行く」のか・・・語っただけ。
不安や情報不足がない、今の若者は、それで「幸福」なのだろうか?