イタリアのマシンのパーツはイタリア以外から買います。主にアメリカ・オーストラリアからです。理由は仕事が速い、だから英国から3日で届きました。
これが、ボイラーに装着されているセーフティ・バルブです。今回はこれの交換です。これも重要部品です。5年程の定期交換部品と思います。
これが壊れると怖いです。爆弾のようなものです。
Pre-setで1.8barの規定圧力以上になると開放される機能ですが、ボイラーの気圧は通常はそれほど高くありません。
これも誰でも直せます。大したことはありません。修理は実は、こういう「大したことのない」モノの組み合わせかもしれません。
皆さんは理解は出来ます。けれど実際には、故障箇所を判断し、そのパーツ番号を探して海外に注文することの面倒さは理解されませんですし。毎回、間違い注文もあります。探せないパーツは、互換性の有るであろうパーツを3つ有れば、その3つ全部を注文します。2つは当然無駄です。その無駄が結局、知識になります。
「遊ぶ」とはそういうことの連続です。無駄の積み重ねです。
これを数年、毎回違うメーカーをずっと弄り続ければ、日本一のエスプレッソマシン修理者にはなれるでしょう。 成りたくはないですね。
エスプレッソが個別進化してゆく時代にもう手遅れかもしれませんが、けれど、製造元から各種マニュアルがあれば修理は出来るでしょう。
日本のモーターサイクルは必ず「サービスマニュアルやパーツリスト」が個人で買えます。
裾野が広いということは、そういう下地の問題でもあります。日本は偉い!