私の情報の出所は
製造元各社(WEGA、IZZO、pavoni)3社の技術部です。イタリア本社で私自身が直接、この耳で聞いてます。
製造元各社(WEGA、IZZO、pavoni)3社の技術部です。イタリア本社で私自身が直接、この耳で聞いてます。
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構造を知れば洗浄剤を使わない事が正しいことが解る。
■ エスプレッソマシンの話をする前に、モカ(或いはモカエクスプレス)商標ではビアレッティやTOPMOKAでアルミ製のエスプレッソメーカーでは、多くのイタリア人に聞くと「洗うな」と教えてくれる。何故かは知らないけれど、伝統的にそういうものらしい。
■ 私が販売しているWEGAの本社の(インストラクター)兼デモンストレーターは、ナポリ出身のエミリオさんです。彼はイタリアン・チャンピオンです。
いわば、正真正銘のナポリタンです。つまり、エスプレッソナポリターノを飲んで成長し、周囲も全てレバーマシンという状況であります。
その彼が言います。
「レバーマシンは洗浄剤は使ってはいけない」
確かに、レバーマシンはセミオートマのようにフラシュバックすることはないので、ブラシだけで充分なのです。洗剤の行き場はありません。
これがイタリアの常識です。
■ 世界一の業務用マシン販売台数を誇るWEGAの技術担当も、その周囲も「絶対に洗浄剤は使わないように」と教えてくれます。
■ エスプレッソ・レバーマシンの老舗と言えば「ナポリ出身」の【IZZO】です。
私達は今月、IZZOの本社でレバーマシン、特にそのレバーユニットのリペア・メンテナンス講習を受けて来ました。そこで学んだことは、レバー式エスプレッソマシンでは洗浄剤は使うな。ということです。
再度、これがイタリアの常識です。
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レバーマシンの構造を知れば洗浄剤を使わない事が正しい。
ところが日本では、あちこちでレバーマシンの洗浄を、という話を聞く。
それはした方が「しないよりは良い」的な思いが、尾ひれ、羽ヒレがついて、「やった方がましだ」となって、やがて「やるべきだ」になってしまったのだろう。
オートバックスのオイル交換みないな3000キロ毎の方がいいですか?笑えます。
メーカー推奨は3万キロも多い。私は3万キロでも変えない。(継ぎ足しはする)
何故なら3000キロでする暇がない。そしてエンジンだけ長持ちしても仕方ない。
■ カフェ坊にかかると、フィルターも各大会で使う某メーカーが自慢らしいが、業界では最低である。拡大鏡で見れば小学生でもすぐわかる。 IMSの方が断然良い。
実に日本の「カフェ坊」はこの程度なのである。情報で完全に踊らされています。
本当の情報って何だ? タンピングで「タンパーは肘を90度曲げて16ポンド云々・・・」だったら、せめてポンド表示の秤を用意しろよ!と何故、誰も怒鳴らないのですか?ふざけてませんか?
情報を右から左に流しただけです。
結局、自分で精査していないのです。いいですか?「カフェ坊」はこの程度です。
イタリアではタンパーなんか重視しない、それは。よーく観察すれば判ります。何故なのか?日本には答えはありません。
■申し訳ないが、私はマルゾッコだけでも本社工場に3回は行っています。他のメーカーもです。見学ではなくビジネスで訪問しています。
だから本当の事を多少はみなさんより知っています。
最近「カフェ坊」に人気のグラインダーの「ミトス」は作ってるのは、あのEUREKAです。
EUREKAは多くのメーカーのOEMを作ってます。
その卓越した性能は、マッツァーなど足元にも及びません。
■日本では、親亀と同じものを、子亀、孫亀が買います。主体性もないからですが、どこどこのマシンはスチームがいい。なんて話されると笑い死にします。TIP変えれば同じです。
ちっと自分の頭で考えれば判ることです。
まあ、兎に角、「レバーマシンでも洗浄剤使った方が良い」なんて「抜かす」野郎は全く判ってないのです。
■一体、どうやって使うんだ!圧力も抜けないのに~~~。馬鹿にも程があろう!
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エスプレッソ・レバーマシンはメーカーでも洗浄剤を使わないように指示が出ています。
■ la Pavoni社では、そんな質問したら、大笑いされました。定期的に「酢」でスケールを取るだけで良いというアドバイスも頂きました。
百年を超える歴史の国で、誰もがやっていないことを、日本では「したほうが良い」なんて言っても無駄は無駄なのです。構造を知れば判る筈ですね。