今日は3.11。
このブログで親しくなったブログ友が震災で息子さんを亡くされた。
当然のことだけどものすごく落ち込まれていた。
その後ブログも止められて音信不通になってしまい、今はどうされてるのか、特にこの時期には思い出されます。
犠牲になられた方に哀悼の意を、被災された方にお見舞いを申し上げます。
もう一つ、最近気になるCM。
地方で一人暮らしをしているらしいご婦人が孫のために編んだ帽子をチラ見せするために「荒草」とAIスピーカーに話しかけるあのCM。
まず、孫の入学式の写真が送られてくるのだが、蝉が鳴いている。
ご婦人が心待ちにしている入学式の写真が真夏に送られてきた。
いや、そこは4月中に送ってあげようよ、嫁。
季節は秋
冬に向けて孫のために帽子を編んでるご婦人。
完成まで待てなかったのか、帽子だか何だか言われなければわからない状態の編みかけを、わざわざ孫を呼び出して見せる。
しかしながらナッチャン、ママから言われているのか、小1にしては渋すぎる色柄の謎の切れ端に「かわいい~」とめっちゃ気遣い。
よく見るとナッチャンはランドセルを背負っている。
登校前なのか、帰宅直後なのか。
忙しい時間帯だから呼びかける時間を選ぼうよ、おばあちゃん。
しかも会話をよく聞くと、おばあちゃんの問いかけに「わぁ~、おばあちゃんだ~」というような久しぶりに会えて嬉しい感がなく、サラッと「なぁに?」と答えている。
またキタって感じで(笑)
地方に親を一人で住まわせている息子が心配してか荒草を設置したと思われるが、どうやらご婦人はしょっちゅう荒草でナッチャンを呼び出しているのではないか。
そしてナッチャンも編みかけの渋い帽子を見るのは初めてではなく、この会話は何度も繰り返されていると見た
もしかしたらナッチャンの帰宅直後を狙ったのも、その時間じゃなきゃ孫がつかまらないのかも。
入学式の写真を夏になってから送るところとか、ナッチャンのおばあちゃんへの反応とか二つの家族の微妙な距離感が醸し出されている。
遠くの家族ともいつでも繋がれるよ、っていうコンセプトのCMだと思うけど、大した用事でもないのにしょっちゅう呼びかけられたらちょっと迷惑…
顔も映っちゃうわけだからね、嫌な顔もできないじゃん。
でも一人暮らしの老人はヒマだし迷惑がられている自覚もないから、のべつ幕なしに呼びかける…というのは容易に想像できる。
どんどん便利になる夢のような未来の生活、いいような悪いような…アナログ人間にはついていかれません