私は今、ケパと称しています。以前はペテロでした。ペテロからケパへは、私の召しの段階が変わった(あるいは変わっていく)からであって、もともと同一人物なのですから分かりやすいです。
で、もともとの「どうしてペテロになったのか?」と言うことなのですが、これにはちょっとしたお話があります。実は私は「ペテロ」だけにはなりたくなかったのです。だってガリラヤ湖で漁師なのに溺れるし、イエスさまを予告されながら、見事に三度も裏切るのです。その他、不甲斐ないことイロイロと・・・・。カッコ悪いですよねえ。そのあたりがまったく私とよく似ているので、よけいいやだった・・・・のです。
ある時クリスチャンネームのことで祈っていました。私の希望は「ヨハネ」でした。ところがヨハネではなく、示されるのは、どうしても避け続けている「ペテロ」なのです。最後は「この名をつけなければ、あなたの召しの実質が現れない」と厳しくたしなめられて、それで仕方なく・・・・ペテロと。
それでもあきらめきれなくて、神さまにお願いしました。「もし私がペテロであるなら、翌日の聖会に来られる責任長老の方が、示されてペテロについて語りますように」と。そして当日になり、いよいよ責任長老がメッセージを始めました。ところが驚きました。のっけから「実は全く違う聖書箇所からお話するつもりでしたが、ここに来るまでの汽車の中で、神さまから示されましたので、その箇所に変えます」と言いながら、ペテロが湖で溺れた箇所を語り始めたのです。ビデオ撮影係だった私は、驚きの余り、あやうくビデオカメラごと倒れそうになりました。
神さまは真実なお方です。 (ケパ)