ケパとドルカス

『肝心なことは目では見えない』これは星の王子さまの友達になったきつねの言葉。

映画「シンデレラ」

2015年04月27日 | 映画•映像
最近はあまりいい映画がなくて、今日はやっとディズニーの映画シンデレラを観ることができた。
ところどころCGがあるも、大体は実写版であり原作にほぼ忠実で、安心して子どもたちに見せられる内容だった。昨今はおかしな内容が多いだけに、こう健全な映画というのは、ほっとさせられる。
また、それだけてなく、亡き母と約束した「勇気とやさしさを忘れないで」を最後まで貫くとか、最後に過酷なまでに自分を虐めた母を「あなたを許すわ」と言わせてみたりしているところが新しい。このような力の背景にあるのは、十字架の上で、すべての敵を許した、キリスト教社会ならではの価値観であると感じる。
自分としては継母役で、虐め役のケイトブランシェット(写真)の演技力が光ってると思った。なぜあそこまでシンデレラを憎むか? その理由として、父と娘の二人がいつまでも前妻を偲んでいる姿を映し出すことで、ますますシンデレラへの憎悪が高まる設定がよかった。これはある意味で、単純に善悪を論じているのとは違う。いつまでも前の妻とか、母に心を寄せ、新しい関係に向かおうとしないのであれば、誰でもが容易に陥りそうな感情である。
またディズニーほどブルーの美しさを引き出している会社はないと思った。 ゴールデンウィークにお勧めできる映画である。 ケパ
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