ケパとドルカス

『肝心なことは目では見えない』
これは星の王子さまの友達になったきつねの言葉。

ギリシャ事情

2015年07月27日 | 派遣
今日のピアノのレッスンで、先生からギリシャのことを聞かれた。「暴動が起こったんでしょう?」・・・シンタグマ広場での火炎瓶騒動のことらしい。「ああ、その時はちょうどピレウスの港で乗船中でよくはわからなかったんです。が、5日後にそこを通ると、何事もなかったかのようでしたね。私の見た所、ギリシャはまったくの平穏でした。」「そうですか。大変だったのではないかと心配してました」。

そうだろう。報道とはなかなか終息を伝えないし、それがごく一部の跳ね上がりがした、突発的なことだとは伝えてくれない。要するにニュースバリュー(価値)がないのだ。今回の危機は、ギリシャとEUの単なる内輪モメ程度であって、多くのメディアで繰り返し見させられた、銀行からお金を下ろせなくてパニくる人々、なんてのは見なかったので、ほとんど虚像だと言っていいと思う。しかし、日本にいては、それを見破ることができない。

マスコミと呼ばれる機関から流されて来る、いわゆるニュースバリューあるものと、現地の真実とは、これほどまでに異なる。それでもインターネットが普及し、大手マスコミが情報を独占していた時代から見れば、これでも少しは風穴が空いたのが嬉しい。おそらくこれからの時代は、朝日新聞社が謝罪に追い込まれたように、信頼を失った大手マスコミは凋落し、反対に受取手がたくさんの情報から主体的に選び判断する時代がくると思う。 ケパ






コメント
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