Happyday of LUCKY

日々の気付きと感謝を忘れないように綴るページ

バイカーズハイは来るのか

2012年05月22日 | Life
バイクというのは本当にふしぎな乗り物だ。
夏は暑いし、冬は寒い。雨が降ったらカッパが必要だし、そのうえ危険が伴う。
こんなに不自由な乗り物なのに、いまだに降りられないのには理由がある。

バイカーズハイなどという言葉があるのかないのか知らないが、ツーリング中にいろいろな好条件が重なったとき、それはやってくる。
どういう状態かというと、身体とバイクとの境がなくなって、バイクを操作していることすら意識からなくなって、ただ自分が走っているという感じ。
むき出しの身体が数十キロのスピードで空間を移動していく、そんな感覚である。
危険な状態のように思われるかもしれないが、べつに猛スピードでワインディングを攻めているときのことではなく、景色のいい海岸線などをゆっくりと流しているときに、そういう感覚になることが多い。
わたしはこの感覚を味わうためにバイクに乗っているといってもいい。
だが、それはいつもやってくるわけではない。



今回の四国ツーリングではたのしい時間を満喫できたのだけど、残念ながらその「ハイ」な気分は味わえなかった。
まず天気が悪かったし、気温も低かった。時間的なゆとりもなかった。
でも本当の理由はそんなことではないとうすうす感づいている。
文字にしてしまうとそれが意識にのぼるので、あえて書かないでおくけど、一度身体が覚えてしまったあの感覚はなかなか消えはしない。
きっとこのままではもう味わえないのだと思う。

ああ、こういう飢えた感覚は写真表現になにか役立つのだろうか。

赤外フィルターで日食を撮る

2012年05月21日 | Photography
早朝から金環日食を観てたのしめるというのは、いまの日本が平和で、わたし自身の気持ちと生活も安定しているからだ。
日食どころではない国や地域もたくさんあると思うし、日本のなかでさえ、それどころではない人もたくさんいるだろう。
そんなことも考えつつ、いまを感謝しつつ、近所の公園で撮影してみた。

PL(偏光)フィルターとIR(赤外)フィルターが意外に使えたのでよかった。
でも金環になったのはあっという間で、つぎに雲のあいだから姿が見えたときにはすでに欠けていた。残念。
もうこの先、こんな宇宙の神秘を見る機会はないのかもしれぬ。

←ニコンD300+AF-S 70-200mm+PLフィルター
←ニコン7000+AF-S 17-55mm
←ライカM8+IRフィルター

くもりときどき雨の四国ツーリング

2012年05月20日 | Life
久しぶりのバイクツーリング。
今回は一泊二日で室戸岬まで走る。往復500キロ強のコースだ。
メンバーはバイク仲間のJさんと今回はじめて参加するKさん、そしてわたしの3人。
JさんのバイクはヤマハSR400、KさんはホンダCB400SS、わたしはカワサキのエストレアRSカスタム。
3台とも単気筒エンジンで、スタイルもクラシカルな感じが似ている。



きのう18時ごろ出発し、明石海峡大橋を渡り、淡路島を縦断。
鳴門の海岸を流していると、突然わたしたちを待っていたかのように花火が打ちあがる。お出迎えありがとう!
途中で寂れた中華屋に入って遅い夕食をとる。お世辞にも旨いとはいえぬ味。
21時半くらいに予約しておいた徳島の安旅館に無事到着する。



今朝8時すぎに室戸へ向けて出発。
東洋町を過ぎたあたりから雲行きがあやしくなり、やがて雨が降ってきた。
せっかくここからが美しい海岸線をたのしめるコースなのに。くそー。
路面がぬれているのでペースもあがらない。
それでもなんとか昼まえに室戸岬に着く。雨も止んだ。
展望台に妙なプレートができている。集客をねらっての努力だろうが、効果のほどはいかに。



阿南あたりで偶然見つけた喫茶店で旨いコーヒーを呑む。しばし憩いの時間。
バイクツーリングの魅力はいろいろあるが、休憩のときのちょっとした会話がまたたのしい。
帰りはわけあって淡路島をひたすら走りつづけたので、流れる風景をたのしむ余裕はなかったのが残念。
この歳になると長時間(といっても1時間半くらいだが)高速道路を飛ばすのはきつい。

今回感じたことは、やっぱりバイクツーリングは天気のよい日でないとダメだということ。
バイクで走ること自体のおもしろさが半減してしまう。
次回はぜひとも晴れの日に走りたい。

千里山で絶景と出会う

2012年05月18日 | Photography
大阪写真月間2012「写真家150人の一坪展」が近づいてきた。
2002年にはじまった大阪写真月間も今年で11年目を迎える。わたしは2年に一度ずつ出展しているので、今回で6度目となる。
3月の抽選会で展示会場がキヤノンギャラリー梅田になったことは先日書いた。
開催期間は5月31日(木)から6月6日(水)10~18時。ただし最終日は15時まで(日曜日は休館)
今回はA3サイズのプリントを6枚額装して展示する予定。
すでに展示プランを事務局へ送ってあるので今さら大きな変更はできないが、ヨコ位置3枚・タテ位置3枚で考えていたプランがヨコばかり6枚になりそうだ。
キヤノンギャラリーの見取図によると、一人分のスペースは1.8メートル幅なので、額を3枚並べて二段掛けという感じ。



きのう買ってきたマットを今朝一番に切り抜き、台マットを付けてブックマットの形にする。
そのあとA4サイズでプルーフプリントをつくっていると、I小学校から電話がかかってくる。
「6年生がようやくそろったので撮ってもらえますか?」
今年から運よくこの小学校を受注したのはいいが、クラス写真は全員そろってでしか撮影させてもらえないので、当日の朝に連絡があるとすぐに準備して飛んでいくという状態がつづいている。
こんなサービス満点の写真屋さんはあんまりないで。

6年生のクラス写真の撮影をおえ、一度帰ってきて今度は作品撮影用の機材を準備してふたたび出発。
ちなみに仕事ではニコンを使っているが、作品用はライカだ。これでしか撮れないものを撮っているのでしかたがない。
千里山の方面をバイクで流しているとおもしろそうな場所を発見した。
そこへ行ってみると予想どおり絶景が広がっている。すげー! 大阪にこんなところがあったとは。


(左の写真がニコン1 V1、右がライカM8で撮ったものです)