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・・・⛄ 冬がやってきました ⛄・・・

宮ノ浦岳(その1)

2015年05月29日 | 日本百名山

5月26日(火)屋久島へ・・・ 

空は晴れていましたが、富士山も南アルプスも雲の中でした。

:富士山

:桜島

鹿児島港から「TOPPY」で宮之浦港へ、桜島は静かでした。

:宮之浦港

15:00 宮之浦港へ、見えているのは前岳と総称される山並み、海岸線からは

 奥岳と呼ばれる七つの峰は見えません。

奥岳:九州の標高でベスト7を占める山々の総称で、

①宮之浦、②永田、③栗生(くりお)、④翁、⑤安房(あんぼう)、⑥黒味、投石(なげし)です。

:民宿

宿は安房地区にある癒しの宿「つわんこ」名に恥じない宿でした。

5月27日(水)4:00 ガイドのM川さんに迎えに来てもらい、淀川登山口へGO・・・・

http://www.h4.dion.ne.jp/~tuwanko/      ⇒癒しの宿 

手塚ガイド「手書きのmap」健在でした。

前回「縄文杉」を歩いた時世話になったガイドさんで、「屋久・種五葉松」の研究をしている人です。

 宮ノ浦岳:屋久島は、東西約28km、南北約24km、周囲百km、ほぼ円形の孤島で、

全島が山で充ち、殆んど平野らしいものはない。海岸腺に沿って、僅かの平地を見出して

が点在しているが、一歩島の内部へ入ると山ばかりである。

 最高峰の宮ノ浦岳はほぼ島の中央を占め、少し距たって、永田岳、黒味岳が立っている。

いずれも千八百米以上を算するが、それ以下の山になると無数にある。山の頂をタケと呼び

島の人たちに言わせると、そのタケが三百三十もあるそうである。だから海上から望むと、

島というより、大きな山が海の上にそびえているように見える。そして、それを総称として八重岳

とも呼んでいる。              (日本百名山:宮ノ浦岳より引用)

:帰りに撮ったもの

5:00 夜も明けきらない時間、登山開始です。

マンツーマン(結果的に)になったので、ガンガンとばして、+を期待します。

http://biyakushima.com/yoyakuotoiawase.html  美屋久(びやく) 

:淀川大杉

モミ、ツガ、ヤクスギ、サクラツツジなどの苔むす巨木帯を歩いて淀川小屋に向かう。

屋久杉:島では百年未満の杉は地杉、千年までを小杉、千年以上を屋久杉という。

 また、切株や倒木に種子が落ちて成長し、株は朽ちて穴が開いたものをくぐり杉、

 立ち枯れに近いのは枯存木、土埋木。白骨化した屋久杉は白骨樹とも呼ばれる。

いずれにしても、杉なしに、この島は語れません。

:世界遺産地域

   

:サクラツツジ(花の色で)      :フタリシズカ 

淀川登山口~宮之浦岳は片道8kmの歩程です。

淀川小屋

5:36 淀川小屋(宿泊可能)へ、夜は明けました。

:清流淀川です

:高盤岳・豆腐岩

6:20 高盤岳(1711m)展望所から、豆腐岩と呼ばれる花崗岩のオブジェが、

屋久島は花崗岩(マグマが地表へ出て固まったもの)の島、いたる所にこの景色が展開する。

:小花之江河

6:50 小花之江河(山上湿原)へ

霧島が黒く塗られているのは、「屋久国立公園」に変わったそうです)

シャクナゲとサクラツツジのコラボです。

      

ヤクシマシャクナゲ、花は赤~ピンク~白と変化します。

ハリギリの小さな花が浮いていました。

:投石岳

6:55 花之江河から見る投石岳です。

:高盤岳

:祠

祠が二つ、この祠を地元の人が巡る「岳参り=年2回5月と9月」が行われていました。

麓集落の砂と海水を、祠に持参し、帰りに山頂のシャクナゲ(町民の花)の枝を持ち帰る神事?です。

:黒味岳分岐

7:25 黒味岳分岐(帰りに黒味岳をピストンします)

:黒味岳

待っててね・・・

:投石岩屋

この石を投石岳から投げたとのことで、「投石岳」と名が付いたようです。

   

:サクラツツジ              :マイズルソウ

:翁岳分岐

8:30 翁岳分岐

:翁岳

山頂に見える小さな岩も、実際にはベッドくらいの大きさとの説明でした。

:モアイ岩

やっと姿を現した宮之浦岳です。

:栗生岳(1867m)

8:55 宮之浦岳一つ手前のピーク、通過するだけです。

振り返ると、左:翁岳(1860m)、中央:安房岳(1847m)、右:投石岳(1830m)、さらに右:黒味岳

:宮之浦岳山頂

9:10~9:55 宮之浦岳山頂、朝食(超ゆっくりしました)

永田岳(1866m)の奥に口永良部島、この時は”静か”でした。

南側(本土側)の眺望、薩摩硫黄山、黒島、開聞岳、霧島連峰まで肉眼で確認できました。

下りる頃にはが湧いてきていました。

:岳参り

地元の人がガイドに委託し、「岳参り」をお願いしているようです。

元々の登山道は、この「岳参り道」が前身です。

:祠

ガイドのはからいで、お神酒(ショウチュウ)を御相伴に与りました。

      

:ヤクシマリンドウ           :ワチガイソウ             :キバナコマノツメ

本土にもある花ですが、小さい天敵の鹿に食べられないように進化したのでしょうか。

ヤクシマリンドウ:山頂部の岩に根を下し、10cm前後の枝に3cmもある花をつける。

説明を聞かなければ「リンドウ」には見えなかった。

:三角点

山頂三角点は宮之浦岳と、前岳に位置する志戸子岳(908m)の二つしかないそうです。

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宮之浦岳(その2)に続く      

                          日本百名山 95完登