5月26日(火)屋久島へ・・・
空は晴れていましたが、富士山も南アルプスも雲の中でした。
:富士山
:桜島
鹿児島港から「TOPPY」で宮之浦港へ、桜島は静かでした。
:宮之浦港
15:00 宮之浦港へ、見えているのは前岳と総称される山並み、海岸線からは
奥岳と呼ばれる七つの峰は見えません。
奥岳:九州の標高でベスト7を占める山々の総称で、
①宮之浦、②永田、③栗生(くりお)、④翁、⑤安房(あんぼう)、⑥黒味、投石(なげし)です。
:民宿
宿は安房地区にある癒しの宿「つわんこ」名に恥じない宿でした。
5月27日(水)4:00 ガイドのM川さんに迎えに来てもらい、淀川登山口へGO・・・・
http://www.h4.dion.ne.jp/~tuwanko/ ⇒癒しの宿
手塚ガイド「手書きのmap」健在でした。
前回「縄文杉」を歩いた時世話になったガイドさんで、「屋久・種五葉松」の研究をしている人です。
宮ノ浦岳:屋久島は、東西約28km、南北約24km、周囲百km、ほぼ円形の孤島で、
全島が山で充ち、殆んど平野らしいものはない。海岸腺に沿って、僅かの平地を見出して
が点在しているが、一歩島の内部へ入ると山ばかりである。
最高峰の宮ノ浦岳はほぼ島の中央を占め、少し距たって、永田岳、黒味岳が立っている。
いずれも千八百米以上を算するが、それ以下の山になると無数にある。山の頂をタケと呼び
島の人たちに言わせると、そのタケが三百三十もあるそうである。だから海上から望むと、
島というより、大きな山が海の上にそびえているように見える。そして、それを総称として八重岳
とも呼んでいる。 (日本百名山:宮ノ浦岳より引用)
:帰りに撮ったもの
5:00 夜も明けきらない時間、登山開始です。
マンツーマン(結果的に)になったので、ガンガンとばして、+を期待します。
http://biyakushima.com/yoyakuotoiawase.html 美屋久(びやく)
:淀川大杉
モミ、ツガ、ヤクスギ、サクラツツジなどの苔むす巨木帯を歩いて淀川小屋に向かう。
屋久杉:島では百年未満の杉は地杉、千年までを小杉、千年以上を屋久杉という。
また、切株や倒木に種子が落ちて成長し、株は朽ちて穴が開いたものをくぐり杉、
立ち枯れに近いのは枯存木、土埋木。白骨化した屋久杉は白骨樹とも呼ばれる。
いずれにしても、杉なしに、この島は語れません。
:世界遺産地域
:サクラツツジ(花の色で) :フタリシズカ
淀川登山口~宮之浦岳は片道8kmの歩程です。
:淀川小屋
5:36 淀川小屋(宿泊可能)へ、夜は明けました。
:清流淀川です
:高盤岳・豆腐岩
6:20 高盤岳(1711m)展望所から、豆腐岩と呼ばれる花崗岩のオブジェが、
屋久島は花崗岩(マグマが地表へ出て固まったもの)の島、いたる所にこの景色が展開する。
:小花之江河
6:50 小花之江河(山上湿原)へ
(霧島が黒く塗られているのは、「屋久国立公園」に変わったそうです)
シャクナゲとサクラツツジのコラボです。
ヤクシマシャクナゲ、花は赤~ピンク~白と変化します。
ハリギリの小さな花が浮いていました。
:投石岳
6:55 花之江河から見る投石岳です。
:高盤岳
:祠
祠が二つ、この祠を地元の人が巡る「岳参り=年2回5月と9月」が行われていました。
麓集落の砂と海水を、祠に持参し、帰りに山頂のシャクナゲ(町民の花)の枝を持ち帰る神事?です。
:黒味岳分岐
7:25 黒味岳分岐(帰りに黒味岳をピストンします)
:黒味岳
待っててね・・・
:投石岩屋
この石を投石岳から投げたとのことで、「投石岳」と名が付いたようです。
:サクラツツジ :マイズルソウ
:翁岳分岐
8:30 翁岳分岐
:翁岳
山頂に見える小さな岩も、実際にはベッドくらいの大きさとの説明でした。
:モアイ岩
やっと姿を現した宮之浦岳です。
:栗生岳(1867m)
8:55 宮之浦岳一つ手前のピーク、通過するだけです。
振り返ると、左:翁岳(1860m)、中央:安房岳(1847m)、右:投石岳(1830m)、さらに右:黒味岳
:宮之浦岳山頂
9:10~9:55 宮之浦岳山頂、朝食(超ゆっくりしました)
永田岳(1866m)の奥に口永良部島、この時は”静か”でした。
南側(本土側)の眺望、薩摩硫黄山、黒島、開聞岳、霧島連峰まで肉眼で確認できました。
下りる頃にはが湧いてきていました。
:岳参り
地元の人がガイドに委託し、「岳参り」をお願いしているようです。
元々の登山道は、この「岳参り道」が前身です。
:祠
ガイドのはからいで、お神酒(ショウチュウ)を御相伴に与りました。
:ヤクシマリンドウ :ワチガイソウ :キバナコマノツメ
本土にもある花ですが、小さい天敵の鹿に食べられないように進化したのでしょうか。
ヤクシマリンドウ:山頂部の岩に根を下し、10cm前後の枝に3cmもある花をつける。
説明を聞かなければ「リンドウ」には見えなかった。
:三角点
山頂三角点は宮之浦岳と、前岳に位置する志戸子岳(908m)の二つしかないそうです。
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宮之浦岳(その2)に続く
日本百名山 95完登