「毎日贅沢登山!名峰めぐりここに極まる! 阿蘇山・祖母山・九重山・霧島山・開聞岳」
ツアー会社がうった、フレーズです。 まさに大名旅行の登山でした。
主催はCT この時期よく利用していました。 参加費は 138,000円でした。
2010年5月25~5泊6日の旅程です。
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5月25日(初日)
今日は羽田~熊本へ飛び、阿蘇高岳~中岳を麓の阿蘇に泊まります。
羽田=熊本空港
=仙酔峡 ⇒仙酔尾根 ⇒高岳(1592m) ⇒中岳(1506m)
⇒火口東 ⇒仙酔峡=阿蘇(司ビラパークホテル)泊
(行程:標高差700m、約7km、約4時間)
阿蘇山と呼ぶ時には、カルデラの中の火丘群を指す。
根子岳・高岳・中岳・杵島岳・烏帽子岳の五岳、今回は最高峰の高岳と、中岳を歩いてきた。
「阿蘇の熔岩の拡がりは、鹿児島県を除く九州六県に及ぶと言われる。
分離していた大昔の九州を新しい陸地に形成したのは、阿蘇の爆発の結果だという。
そういう夢のような話はともかく、現在私たちの眼に裾野と映じる部分だけでも、その広大さは
富士裾野も遠く及ばない」 (日本百名山 阿蘇山)
:鷲ケ峰
12:00 昼食後、仙酔尾根(バカ尾根)を行く、鷲ケ峰の岩峰が見える。
登山道は溶岩を石で固めてあるが、歩きずらい。 東風が吹き体を
冷やしてくれる。
登山道脇に咲く「ミヤマキリシマ」初対面だ。
:バカ尾根
ガイドが「稜線は風が強いので歩けるかどうか?」と脅かす?
風は強く、雲も大きく動いている、下山者に聞くと「風が強く、周囲は何見えない」といっている。
:高岳
13:45 高岳火口壁(稜線)に出る、風はあるが歩行可能。
:高岳山頂
14:00 高岳(1592m)ガスで何も見えません。
寒い!!高岳から中岳へのガレ場の下りで
フリースを着た。
:中岳
14:20 中岳(1506m)あいかわらずのガス。
中岳からの下りは馬の背と呼ばれ、中岳火口壁(活動中)の直近を歩く。
風向きによっては火山性ガスの中を歩く、今回はまさにそのケ-ス、
走って下った。
16:00 仙酔峡の駐車場に無事下山、今日の宿舎「阿蘇の司ビラパークホテル」へ。
5人部屋、4名の先輩と、とくに気を使うことなく過ごした。
日本百名山46 阿蘇山完登
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5月26日(2日目) 曇り時々
晴れ
今日は祖母山(1756m=宮崎県最高峰)に上る。
阿蘇=北谷登山口 ⇒千間平 ⇒茶屋場 ⇒国観峠 ⇒祖母山 ⇒神原
=牧ノ戸温泉
(行程:標高差656m、約8km、約5時間)
祖母山(そぼさん)別名姥ケ岳とも呼ばれる。
祭神豊玉姫命は神武天皇の祖母にあたることから山名がきたのだという。
「九重山の最高点に立った時、南のかなた遥かに、雲海の上に一連なりの山が見えた。
~中略~九重は火山で、明るくのんびりした高原の見応えあるに反して、祖母は古生層の山で、
黒々とした森林に覆われている。その対照にも心惹かれた」 (日本百名山 祖母山より)
宿から北谷登山口までタクシーで約90分、深い山だ。
9:30 登山口へ、雨がポツリと落ちてきた、スパッツを付けて歩きはじめる。
霧の中、新緑が眩しい、鹿でも歩いていれば絵になるロケーションだ。
:鹿が・・・
この鹿の死骸があるのでトラバースを考えたが、沢沿いの道も先日の雨で増水しており
当初予定通りの道へ、道を塞ぐほどでもないので横に見て通過した。
11:00 三県境(大分・
熊本・
宮)を通過、
11:20 国観峠、平坦なところ、霧で視界が悪く何も見えない。
:シャクナゲ
9合目を過ぎて、山頂直下の登りは足場も悪く渋滞?周囲を見るとシャクナゲが咲いている。
期待していなかっただけにうれしい。
:山頂
12:10 祖母山頂、厚いガスで何も見えない、昼食。
:お弁当
昼食もそこそこに山頂を散策、東側の斜面にツツジを見つけた。
:アケボボツツジ
アケボノツツジだった、ゆるい足元(堆積したコケ)に注意しながら。
山頂避難小屋を経由して国観峠へ戻り、往路を下山する。
:笹の花
年に1回しか咲かない笹の花に
出会った。
:御杜の滝
国観峠から神原(こうばる)へ下る、沢沿いの道、渓谷美を楽しんだ。
余談だが、九州では『原』を ばる と読む、田原(たばる)坂はお馴染みだ。
15:50 神原登山口へ下山、日差しは戻っていた。
ここから明日の九重山登山口になる、牧ノ戸温泉の九重観光ホテルに移動。
源泉掛け流しだが、人の少ない温泉は薄ら寒かった。
天井でネズミが
運動会をやっていた。
日本百名山 47 祖母山完登
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mei 集中してます。 hinata レゴブロックで
キリン作りました。
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