<梅雨前線の停滞>
関東地方の梅雨入り宣言は6月14日(平年より一週間遅い)
にもかかわらず梅雨明けのような日が続いていたが本格的な梅雨の空に・・・
登山への足も停滞、自然には勝てないので晴登雨読に
加藤廣さんの作品に凝ってます。
加藤廣:1930~2018年
東京大学法学部卒。
中小企業金融公庫、山一証券を経て経営コンサルタントに。
2005年、長編時代小説『信長の柩』にて文壇デビユー、
『秀吉の伽』『明智左馬助の恋』に至る「本能寺三部作」はいずれも
ベストセラーに・・・・・。
【家康に訊け】帯より抜粋
📚
加藤史観
秀吉の出自は「山の民」という。
起源を平安時代の藤原氏の末裔に連なるという高貴な部族。
中央での権力抗争に敗れて丹波に逃げ込んだ一門の系統。
この部族は自分たちの出自について口外せず、口も団結も固い。
三代までは、十二歳からの二年間、丹波で集団学習を受けることを義務づけられている。
ただの気が利く若者ではなかった。
【信長の血脈より】
巷間伝えられる秀吉像は(1536~1597)
尾張中村の足軽・木下弥右衛門と百姓の娘との間に生まれた
(異説もある)今川家の飯尾豊前守の家来・松下之綱に奉公した後、
織田信長に仕える。機知に富む。
【日本史ものしりハンドブック】
まさに異説に光明を与えた作家。
【空白の桶狭間】では「桶狭間の戦い」はなかったと推理する。
永禄3年(1560年)5月、愛知県の桶狭間で織田信長が今川義元を、桶狭間で
奇襲をかけ葬り去った戦い。
と学んだが、実際の合戦はなく秀吉が「山の民」を使い今川義元を討ち取った
と推理している。何故??????が多い史実に新しい解釈を与えた作品だった。
45歳の今川義元が天下取りを目指し京への道で、
何故桶狭間みたいな場所で休憩をとっていたのかは誰も説明できない史実に
明解な回答を準備してくれた。
興味のある人、詳しくは本で確認してください。
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作家の浅田次郎さんがこんなことを云っていた。
ノンフィクションなら歴史書を読めばいい。
小説は「やられたな・・・こんな解釈もあったか?」と思わすのがいい作品だと。
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司馬遼太郎さんの本を読むと、作者は「現場にいたのか?」とさえ錯覚するような
詳細を表現している。
加藤廣さんも、古書を資料を分析・調査し、新たな(大胆な)史実を推理、
提供してくれる。
惜しい作家を失ったようだ。
🚋 🏔 ⛰ 🗻 🚌
今年の夏山
☢大キレット☢ 厳しいカモ
アサヨ峰(山梨百、三百名)南アルプス早川尾根
蓮華岳・針の木岳
霞沢岳(二百)北アルプス
💉
今日はこれからワクチン(ファイザー)1回目の接種
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