2001年製作のアニメーション。手塚治虫の名作をりんたろうがメガホンを取って映画化という、期待せずにはいられない前振りにもかかわらず、実につまらない出来だ。
近未来を舞台に、人間とロボットが共存する巨大都市国家メトロポリスをめぐる陰謀を描く本作、とにかく“ロボットの反乱”や“これ見よがしの未来都市”なんて「ブレードランナー」以後の現在では陳腐でしかない。おまけに演出はタルいし人物描写も薄っぺらなので“単純SF活劇”としても楽しめない。
一番の敗因は大友克洋に脚色させたことだ。大した内容でもないのにもったいぶった語り口でドラマを盛り下げることに貢献している。特に、地下世界への“エレベーター”の描写なんて「アキラ」(原作漫画)の二次使用で、見ていて脱力した。
近未来を舞台に、人間とロボットが共存する巨大都市国家メトロポリスをめぐる陰謀を描く本作、とにかく“ロボットの反乱”や“これ見よがしの未来都市”なんて「ブレードランナー」以後の現在では陳腐でしかない。おまけに演出はタルいし人物描写も薄っぺらなので“単純SF活劇”としても楽しめない。
一番の敗因は大友克洋に脚色させたことだ。大した内容でもないのにもったいぶった語り口でドラマを盛り下げることに貢献している。特に、地下世界への“エレベーター”の描写なんて「アキラ」(原作漫画)の二次使用で、見ていて脱力した。



