慶聞抄(きょうもんしょう)
馬見丘陵公園
私は民生委員
去年12月より、民生委員をさせてもらうことになりました。一人住まいの、あるいは不自由な高齢者を、ちょっと元気(そうに見える)高齢者が気配りするお役目と心得てお受けしました。同じタイミングで弟にもお話が来たのが心強いことでした。
早速、グループラインに招待されて、新旧委員の歓送迎会に呼んでもらい、顔だけ旧知の散歩仲間の名前を知ることが出来ました。なかなかディープな活動の予感がしています。新参者は私や弟のみで(多分)、他の方は一期3年のところ何期も続けておられるツワモノ揃い。前任者もそうでした。
先日、電話の音に起こされました。飛んでいって受話器を取ると、女性の緊迫した声で「緊急通報があったので、様子を見てきてください」と。時計は午前3時26分。緊急通報装置を最近設置したお家です。パジャマのズボンはそのままに、上着だけ羽織って走り出ました。
すでに救急車は到着していて、中に2人の係の人とご本人の頭髪だけが見えます。係の人に話を聞くことができ、搬送先の病院が決まるのに時間がかかるとみて15分くらいで引き上げ、**セキュリティ―センターに報告した後、冷えた体をお布団に潜り込ませました。
次の日、申請に助力してくださった方に報告しておこうと電話したら、ご本人はその日のうちに退院なさっているのが判明しました。安堵した半面、えっ、私には事後報告はないの? と、腑に落ちません。市役所の高齢介護課とセンターに確かめてみて分かったことは、病院からその先どうなったかは個人情報になるので連絡することはないというのです。じゃぁ、知らせてほしいと思うのはワガママなんですかぁ?
後日、定例の委員集会があり、テーマはこの「緊急通報システムサービス」でした。私の電話に出てくださった市役所(お名前は覚えた)と**センターの担当者から一通りの説明があり、質問時間となりました。やっぱりここで一言言っておかなと思ったその時、左手方向の向こう側で勢いよく手と声を挙げる男性がいました。
その人の質問趣旨は、救急車に一緒に乗るか乗らないかはっきりさせてほしいというものでした。過去、何回も(何回も!)一緒に乗って病院まで行ったと。そのたび、状況を巡って判断する場面で、遠くに住まう身内に代わって何かしらの必要性があったと。
うーーん、負けた。私にはあの時そんな選択肢はなかった。寒くて寒くて、一刻も早くお布団に入りたかったぁ・・。
答弁は、やはり「乗るべきだとは言えない」というものでした。行政としてはそう言うしかないだろうと思う一方で、そんな「民生さん」に担当される人は幸せやろなあと思いました。なので私の質問はトーンダウンし、「個人情報の壁」に切り込むまでには至りませんでした。(そんなんこっちが家族さんの信頼を得て、聞いたらすむ話違うん?)
わたくしたちは、隣人愛をもって、社会福祉の増進に努めます
*民生・児童委員信条の一
み仏の恵みを喜び 互いにうやまい助けあい 社会のために尽します
*浄土真宗の生活信条の一
合掌
馬見丘陵公園
私は民生委員
去年12月より、民生委員をさせてもらうことになりました。一人住まいの、あるいは不自由な高齢者を、ちょっと元気(そうに見える)高齢者が気配りするお役目と心得てお受けしました。同じタイミングで弟にもお話が来たのが心強いことでした。
早速、グループラインに招待されて、新旧委員の歓送迎会に呼んでもらい、顔だけ旧知の散歩仲間の名前を知ることが出来ました。なかなかディープな活動の予感がしています。新参者は私や弟のみで(多分)、他の方は一期3年のところ何期も続けておられるツワモノ揃い。前任者もそうでした。
先日、電話の音に起こされました。飛んでいって受話器を取ると、女性の緊迫した声で「緊急通報があったので、様子を見てきてください」と。時計は午前3時26分。緊急通報装置を最近設置したお家です。パジャマのズボンはそのままに、上着だけ羽織って走り出ました。
すでに救急車は到着していて、中に2人の係の人とご本人の頭髪だけが見えます。係の人に話を聞くことができ、搬送先の病院が決まるのに時間がかかるとみて15分くらいで引き上げ、**セキュリティ―センターに報告した後、冷えた体をお布団に潜り込ませました。
次の日、申請に助力してくださった方に報告しておこうと電話したら、ご本人はその日のうちに退院なさっているのが判明しました。安堵した半面、えっ、私には事後報告はないの? と、腑に落ちません。市役所の高齢介護課とセンターに確かめてみて分かったことは、病院からその先どうなったかは個人情報になるので連絡することはないというのです。じゃぁ、知らせてほしいと思うのはワガママなんですかぁ?
後日、定例の委員集会があり、テーマはこの「緊急通報システムサービス」でした。私の電話に出てくださった市役所(お名前は覚えた)と**センターの担当者から一通りの説明があり、質問時間となりました。やっぱりここで一言言っておかなと思ったその時、左手方向の向こう側で勢いよく手と声を挙げる男性がいました。
その人の質問趣旨は、救急車に一緒に乗るか乗らないかはっきりさせてほしいというものでした。過去、何回も(何回も!)一緒に乗って病院まで行ったと。そのたび、状況を巡って判断する場面で、遠くに住まう身内に代わって何かしらの必要性があったと。
うーーん、負けた。私にはあの時そんな選択肢はなかった。寒くて寒くて、一刻も早くお布団に入りたかったぁ・・。
答弁は、やはり「乗るべきだとは言えない」というものでした。行政としてはそう言うしかないだろうと思う一方で、そんな「民生さん」に担当される人は幸せやろなあと思いました。なので私の質問はトーンダウンし、「個人情報の壁」に切り込むまでには至りませんでした。(そんなんこっちが家族さんの信頼を得て、聞いたらすむ話違うん?)
わたくしたちは、隣人愛をもって、社会福祉の増進に努めます
*民生・児童委員信条の一
み仏の恵みを喜び 互いにうやまい助けあい 社会のために尽します
*浄土真宗の生活信条の一
合掌