Chris's monologue

二匹+ONE?のクマンズとChris(謎の生命体)の怠惰な生活

小津の旅(其の五)

2007-11-09 08:31:53 | 旅ぃ~ゆけ~ばぁ

“菊仙”です。
今回の旅を企画したときに、せっかく行くのだから、やはり地元民に愛されている居酒屋にもいってみたい。そう思い、地元の名士に相談しました。
そして紹介してもらった店です。
名士(友人)の父上が通ってた店らしいです。
なんか緊張します。

白暖簾を分けて、入ってみましょう。

こんばんは。


まずはお酒。とにかくお酒。
ってことで、燗をつけてもらいました。
無論、ダイヤ菊。
美人女将曰く「うちはこれイッポン。浮気はしません」。
なんだそうだ。

どうです?美しくありませんか?
では、いただきます。
うわ!
こ、これは……旨い。
さっき蔵元で飲んだものとはまるで別物。
正直いって、さっきのんだやつは、口あたりはいいけど、ちょっぴり間抜けな味ともいえたんですよ。
ところが、お燗にしたらまるで魔法がかかっているかのように、味が変わりました。
これはキレイな酒です。

せっかく信州なので、オロシきのこを注文。
これがまた美味しい。
モミジを添えてるところがにくいねこんちくしょう!
惚れたぜご主人!
調子にのって、地元の名士がこれはあったら注文してねといっていた、

きのこ鍋をたのんでみました。
もう、涙がでるぐらい美味しかったです。

魚介ときのこのダシでとった形容しがたいスープは、上品で、香りがよく、一度飲んだらもう止まらない。これが「美味しんぼ」だったら、究極のメニュー入り確実の逸品。
もう、酒が進む進む。
きのこは、ご主人が山で採ってきたもので、美人女将は“雑きのこ”といっていたけど、これがことのほか美味しく、これはどこそこでは絶対味わえない味。
もちろん、スーパーでも買うことはできないし、この地方で、しかもこの店でなくてはけして味わえない、ほんと至福の時間でした。

お店の外も、なにげなく主人のセンスが見受けられます。
来年もまた来たいなぁ。ていうか、絶対に来る。主演男優として。

新星劇場はなぜかクリスマスムードが漂ってます。まだ11月なのに。
これは、あの名士様のご趣味でしょうか?
今頃中では、タヌQさんがヨダレをたらしながら『松ヶ根乱射事件』を観ていることでしょう。
ぼくは一足先に、「監督居酒屋」に行って席取りをしておくことにします。
ていうか、先に行って飲んでます。

まだ飲むのかよ!?

次回、いよいよ一年に一回しかオープンしない「監督居酒屋」の全貌が明らかになる。スキヤキの準備をして待て!

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