Chris's monologue

二匹+ONE?のクマンズとChris(謎の生命体)の怠惰な生活

小津の旅(其の六)

2007-11-10 11:44:07 | 旅ぃ~ゆけ~ばぁ

道を通っていても見落としてしまうような、古い造りの家がありました。

嗚呼、食堂かぁ。
古くからあるんだろうなぁ。

夜になりました。
なにかあるのでしょうか?怪しいヒト達がぞろぞろ入っていきます。

たとえば、こ~んな↑ジャンパーを着たヒト達が。
怪しいです。
絶対これはただの食堂ではありません。
潜入調査してみることにしましょう。

灯りがもれている部屋が怪しいです。
賑やかな声が聴こえてきます。

宴会場のようですねぇ。
勝手に座っちゃおうっと。
すると!

いきなり目の前のドン!
何なんでしょう、この真っ赤な肉は?
ええ!?
馬の肉なんですかぁ?
ええい、焼いてしまえ。

てことで、馬のスキヤキが出来上がりました。
料理はこれと、漬物だけ。
酒は瓶ビールとダイヤ菊だけ。
ただし、飲み放題の食べ放題。
あっという間に会場は満員になり、なにやらいろんなヒトたちの挨拶のまわしっこしてるようです。
おッ!あれは……

映画『リンダ リンダ リンダ』の監督ではないですか。
リンダリンダリンダ リンダリンダリンダ
ペ・ドゥナ、前田亜季 他 (2006/02/22)
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今回山下監督は、
松ヶ根乱射事件 松ヶ根乱射事件
新井浩文、山中崇 他 (2007/08/22)
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この映画の監督としてきてたみたいだけど、評判のほうは?
…………。
それはまたの機会に。

さて、宴会です。
今回の旅は、地元の名士(大金持ちで地主で出雲大社も設計しちゃう友人)がいたからこそ実現できたわけなんだけど。
実はそれが大変だったんです。
とうぜん「お疲れさま」の乾杯を一緒にするわけなんだけど、さあ大変。
あちこちから湧いてでてくる、名刺くばりのニンゲンたちはなんなのでしょうか?
新聞社はくるは、niftyはくるは、ホテルの支配人はくるは、おまけに茅野市市長まで挨拶にくるしまつ。
「いや、ぼくは関係ありません。ただのクマです。お金ももってません」
と言ったところで、誰も聞いてくれません。

次から次へと酌を受け、「あのぉ、ぼく昼間から飲み続けなんですけどぉ」は完全にシカト。

もう目の前に、友人(左)と市長(右)がでんと座っている構図は、まさにイケナイ政治献金の図。
この場にふさわしくないクマとの密談風景は、まさに地獄絵図。
市長から酌を受けたときは、思わずポケットにお小遣いをもらえるのでは?とドキドキしてしまいました。
そんな、破廉恥な妄想を抱きながら、徹底的に鯨飲馬食……いやいや熊飲馬食(熊が飲んで馬を食べるという意味)している隙に、

友人は市長をほっとき、金にモノをいわせてナンパ中(チュー)。

楽しい時間はすぐ過ぎる。
ふと気がついたら、もう午前0時近い。
そんな時間まで働いてくれた、

厨房のヒトたち、ほんとうにありがとうございました。

以上、一年に一回だけオープンする「監督居酒屋」全貌でした。

友人は去年、
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堤真一、岡本綾 他 (2007/03/21)
ジェネオン エンタテインメント

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この↑の監督に説教されたらしい(ヘタレだから?)けど、今回はよかったね。
来年の春にはゴールインかな?
ぼくたちはハートフル(←友人の嫌いな言葉)で、ハートウォーミング(←友人の嫌悪する言葉)な眼差しで見守っていますからね。
来年は、ぜひ監督としてこの居酒屋に参加しましょう。
ガンバレ塾長!