道を通っていても見落としてしまうような、古い造りの家がありました。
嗚呼、食堂かぁ。
古くからあるんだろうなぁ。
夜になりました。
なにかあるのでしょうか?怪しいヒト達がぞろぞろ入っていきます。
たとえば、こ~んな↑ジャンパーを着たヒト達が。
怪しいです。
絶対これはただの食堂ではありません。
潜入調査してみることにしましょう。
灯りがもれている部屋が怪しいです。
賑やかな声が聴こえてきます。
宴会場のようですねぇ。
勝手に座っちゃおうっと。
すると!
いきなり目の前のドン!
何なんでしょう、この真っ赤な肉は?
ええ!?
馬の肉なんですかぁ?
ええい、焼いてしまえ。
てことで、馬のスキヤキが出来上がりました。
料理はこれと、漬物だけ。
酒は瓶ビールとダイヤ菊だけ。
ただし、飲み放題の食べ放題。
あっという間に会場は満員になり、なにやらいろんなヒトたちの挨拶のまわしっこしてるようです。
おッ!あれは……
映画『リンダ リンダ リンダ』の監督ではないですか。
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今回山下監督は、
松ヶ根乱射事件 新井浩文、山中崇 他 (2007/08/22) バップ この商品の詳細を見る |
この映画の監督としてきてたみたいだけど、評判のほうは?
…………。
それはまたの機会に。
さて、宴会です。
今回の旅は、地元の名士(大金持ちで地主で出雲大社も設計しちゃう友人)がいたからこそ実現できたわけなんだけど。
実はそれが大変だったんです。
とうぜん「お疲れさま」の乾杯を一緒にするわけなんだけど、さあ大変。
あちこちから湧いてでてくる、名刺くばりのニンゲンたちはなんなのでしょうか?
新聞社はくるは、niftyはくるは、ホテルの支配人はくるは、おまけに茅野市市長まで挨拶にくるしまつ。
「いや、ぼくは関係ありません。ただのクマです。お金ももってません」
と言ったところで、誰も聞いてくれません。
次から次へと酌を受け、「あのぉ、ぼく昼間から飲み続けなんですけどぉ」は完全にシカト。
もう目の前に、友人(左)と市長(右)がでんと座っている構図は、まさにイケナイ政治献金の図。
この場にふさわしくないクマとの密談風景は、まさに地獄絵図。
市長から酌を受けたときは、思わずポケットにお小遣いをもらえるのでは?とドキドキしてしまいました。
そんな、破廉恥な妄想を抱きながら、徹底的に鯨飲馬食……いやいや熊飲馬食(熊が飲んで馬を食べるという意味)している隙に、
友人は市長をほっとき、金にモノをいわせてナンパ中(チュー)。
楽しい時間はすぐ過ぎる。
ふと気がついたら、もう午前0時近い。
そんな時間まで働いてくれた、
厨房のヒトたち、ほんとうにありがとうございました。
以上、一年に一回だけオープンする「監督居酒屋」全貌でした。
友人は去年、
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この↑の監督に説教されたらしい(ヘタレだから?)けど、今回はよかったね。
来年の春にはゴールインかな?
ぼくたちはハートフル(←友人の嫌いな言葉)で、ハートウォーミング(←友人の嫌悪する言葉)な眼差しで見守っていますからね。
来年は、ぜひ監督としてこの居酒屋に参加しましょう。
ガンバレ塾長!