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新宿三丁目といったら、“鳥 田むら”です。
今回は、その支店におじゃますることにしました。
はっきり言って最初、どっちが本店で、どっちが支店なのかわかりませんでした。
だから、住所で確かめ、こちらが支店とわかりました。
そして、
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こちらが本店のようです。
新宿三丁目の居酒屋は、どちらかというと、オープンタイプの店が多く、入り口を開放し、中が外から見れるような造りになっており、女性も安心して入れる店が多いようです。
そんな中で、店内を窺えない店は、入るのにけっこう勇気がいります。
しかも、この店構え。
ひょっとしたら、べらぼうな請求されるんじゃないかな……。とか、メニューに値段書いてないような、すべてお任せ形式だったらどうしよう?とか。
塾長さまのように、アメックスのプラチナカードを所有してるヒトならともかく、ぼくのような、財布が小銭で重くなっているような種族には、かなり勇気がいります。
それでも、勇気を振り絞って入ってみることにしました。
まずは、
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小津安の世界で。
突出しは、とり皮……ぽん酢ではないなぁ。なにやら上品な味わい。
ところで、初めて入る店なのに、何故ぼくが本店ではなく支店に入ったのか、気になるヒトがいることでしょう。
まず、その説明をしましょう。
実は、ぼくがあの煮込み探検隊名誉隊長の熊川洋一なのです。
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こちらの
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わざわざ支店を紹介するのだから、たぶん本店とは技がちがうのでは?
そう思って確かめにきたんです。
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でも、あれあれ……いきなり、焼とりを注文しなければならないシステム。
え、ぼくは煮込みが食べたいんですけど。
「いえいえ、お一人様六本からになっておりますから」
え、でも、ぼくは煮込みが……。
「いいから、さっさと六本決めンかい!?」←(これは、ぼくの脳内だけに聞こえた声です)
じゃあすいません、お任せで。
「コース入りましたぁ!」
……ってことで、
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焼きとりを食べるはめに。
あ、でも、さすが店名に「鳥」と謳ってるだけあって、これは実にうまい。
そして、
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これが、コラーゲンが凝縮された鶏がらスープの煮込みです。
マイウー!
この青のりがなんともいえない風味をかもしだしてます。
あっさりスープなので、最後の一滴まで無駄なく飲み干しました。
これはチョーお薦め。
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そうこうしてるうちに、焼き物があがってきます。
なので、すかさずホッピーも注文。
こんだけ旨い鳥料理を出す店なんだから、ぼくはあるものに惹かれはじめました。
それが、
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これ、レバ刺し。
鶏のレバ刺しは久しぶりだなぁ。
ビール中瓶550円。ホッピーはグラスで350円。
焼き鳥はコースで850円。煮込み500円。レバ刺し500円。
これを高いと思うか、安いと思うかは、食べてみてからわかります。
でもなぁ、煮込みだけ食べたいだけだったんだけどなぁ……。
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さて、本日の脳内ジャズは、
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から「DR. MACUMBA」はいかがでしょうか?
【くりす的全国名酒場紀行/鳥 田むら】←詳細
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