今回は台北の端っこのほうに来てみました。
台北市内なら、MRTという便利な乗り物があります。
けれどここに来るには鉄道に乗らなければなりません。
台北の駅から台鉄というのが出ているので、それに乗って瑞芳駅ってところで下車します。そっからはバス。金瓜石行きのバスに乗って、舊道口、あるいは九份老街というところで下車します。
もう分かりましたね。
ここ九份(ジョーフェン)なんだよ。
ぼくのうしろにあるのは「昇平戯院(シャンピンシーユェン)」って映画館。
1986年まで営業してたんだって。
ゴールドラッシュ時代、坑夫たちが通ってた映画館なんだよ。
看板に残されてる映画は、台湾映画の巨匠、侯 孝賢(ホウ・シャオシェン)の、
これ↑↑↑『恋恋風塵』。
ではここで、九份がどんな街かチラリズム。
こんな感じ。
坂の街なんだよ。
けっこう階段きついんで、休憩しながら休み休み上ってね。
泡泡氷(パオパオピン)は台湾名物なので絶対食べてね。
お立ち寄りどころは“頼阿婆芋円(ライアーポーユィユェン)”って店。
住所:台北縣瑞芳鎮基山街143号
TEL:02-2497-5245
OPEN:7:00~21:00
ここでぼくがオススメするのは、泡泡氷よりも「芋圓」ってスイーツ。
タロイモと小麦粉を練ったお団子が汁に入ってるんだけど、日本のアンミツとかあんな感じを想像してもらえると近いかも。
とにかく階段あがるの疲れるから、こういうところでコマめに休憩を入れてね。
別に上までいったからといって、なにがあるってわけではないんだけどね。
でもこんなふうに、昔の台湾を彷彿させてくれる場所って、やっぱ貴重だよね。
またまた休憩でここ↑“九份珈琲”にやってまいりました。
二階のベランダからの眺めが売りのようです。
うわ、すごいですね。
“阿妹茶酒館”が見えます。
内装なんかは、かつての坑夫の寮を再現してるんだった。
百年来の厨房も残ってるんだよ。
こんなとこ見てるより、ぜんぜん楽しいです。
こらこら。
都会的なところよりも、こんなふうにナマの生活が感じられる下町ちっくなところって、ぼく好きなんだよなぁ。
そうね、新宿や渋谷よりも下町派だもんね。