“小島屋”です。
堀切菖蒲園の駅のすぐ近くにあります。
堀切菖蒲園といって、思い出すのはやはり“のんき”でしょうか。
【のんき@堀切@Chris's monologue】←赤羽にもあるけど、堀切の方
お肉系でやりたい場合は“のんき”。
メタボにお困りのかたは“小島屋”。
ということで健康に気をつかっているぼくは、小島屋にしました。
小島屋といったら、
無論「元祖ハイボール」。
では、小島屋名物酢納豆をやりながら、いつまでも炭酸の気泡が消えないボールを呑みつつ、師匠の歌声に耳をすますとしましょうか。
なぎら健壱師匠、よろしくお願いいたします。
*次の世代へと引き継いでいく下町の大衆酒場
こじんまりとした印象の外観とは裏腹に、中に入ると意外にも広々としていて、開放的で妙に居心地が良い。少し不思議な形のカウンターの中で気っ風のいい女将さんとおっとりした大将、そしてしっかり者の娘さんが客の相手をしながらきびきびと働き回っている。
「この店の魅力は何と言ってもお母ちゃん!通って通って、『ママ』を『お母ちゃん』と呼べるようになったんだよ。それからやっぱりボール(ハイボール)だね!」と、親子二代でこの店に通い続けていると言うサイトウさんは小島屋の魅力についてそう語る。
フラリと立ち寄ると、必ずまたきたいと思わせる中毒性の何かがある。その理由のひとつが酒肴であることは確実だ。「この世の男の体の管理をしているつもりで健康に良いものを出す!」というのが女将さんの信条である。特に「酢納豆」と「えんどう豆」は人気が高い。「酢納豆」はもともと(――おっと師匠そこまで。後はオイラが引き受けます。この後の師匠の説明が気になるヒトはぜひ買って読んでね)
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まずは師匠が宣伝し忘れた、
煮込みをやりながら、説明しましょう。
ここのボールは強めの炭酸を使用しているため、しばらくたっても、シュワシュワ感がいっこうに消えません。
立ち上る気泡はまるでショーン・ペン様。
そういう小ネタはいいから。「シャンペンの様」ね、ハイハイ。
煮込みは見てのとおり。
もつ焼きの専門店に負けない、この豪華な内容。
いろんな部位が入ってるのもありがたいけど、この豆腐の旨さといったら、涙がちょちょぎれます。
ちょちょぎれる――って……最近とんと聞かないなぁ。
でもってコレがえんどう豆。
えんどう豆って聞いて、誰もが想像するものとまったく違ったものが出てきたでしょ。
隣りに写ってるのは南極海の塩だよ。
これふって食べたら、もう気分はヘブン。
これだけで、ボールを何杯でもいけます。
酢納豆は想像以上にさっぱりした味。
これを酒の肴といわずになんという!といった代物。
そうこうしてると、
最初にたのんでおいたタイカスが焼きあがって出てきました。
粕の味がたまりません。
ぼくが注文した後、連鎖反応のように、みんな注文し始めました。
旬なところで、アンキモを注文。
ニコゴリも。フカかな?
どれもこれも、むっちゃうまで、しかも驚くほど安い。
この、
塩辛なんて、はっきりいって看板料理とし出せるくらい。
一品一品に手抜きなし。
やっぱ下町はいいなぁ。
堀切菖蒲園といったら小島屋。
確かに師匠のおっしゃるとおり、また来たい!と思いました。
さ~て本日の脳内ジャズは、
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