Chris's monologue

二匹+ONE?のクマンズとChris(謎の生命体)の怠惰な生活

札所32番般若山法性寺(後編)

2012-11-28 10:25:36 | 秩父三十四ヶ所観音霊場巡礼のようなもの

しからば、奥の院、行ってみるべか。
まずは大日如来さまを目指して。

*秩父札所32番寺の大岩までたどり着くには、大岩の洞門をくぐりながら山腹につけた岩道をたどります。やっとの思いでつくと、急な斜面になっているので落ちないように奥へ進むと大日如来が祀ってあります。大岩の上にあるので、見たときには大変、有難く思います。

なにやら大変そうなことが書かれてあります。
途中、

こんな強そうな岩がありました。
龍と虎だから。
めちゃめちゃ強そうだから。
しかも、胎内観音。
むちゃくちゃ気になるぅ。
けれども……
 
この急斜面を、あの鎖を頼りに登れと?
無理!
絶対ムリ!!

じゃあ小説も売れないな。

行ってやるわよそのかわり、落ちて死んだら化けて出るからね


チョー危険な岩山を登って、これいったいなんですか?
祠があるだけでした。
ええい!しったことか!念彼観音熊、本が売れますように(-人-)
その後、
 
獣道を通り、

危険な山登りをしながら、
 
あともう一歩のところで、更なる試練が!!
この岩、さっきの龍虎岩より急斜面だから。
しかも山登りで体力使い果たしてるから。
すでに膝がケラケラ笑とるから。

ここまでたどり着いて、この岩を見た瞬間、諦めて引き返している参拝者が何人もいました。
せっかくここまで苦労して登ってきたのにぃ
もういい。
落ちたら、落ちたで、自己責任
つか、絶対に観音さまがクマルのこと守ってくれるから
気合で登ったわよ

あ、大日如来さまだ!

頂上なう

天辺なう

落ちたら間違いなく死ぬから
このスペース、畳一畳分もありません。
そんななかで、

大日如来さまと、ハイ、チーズ
いったん岩山を降り、つづいては岩舟へ。

どうよ。
ここが船の舳先(へさき)みたいになってるの。

*秩父札所32番寺の大岩の洞門をくぐりながら山腹につけた岩道をたどると頂上につきます。右側の方へいくと大きな岩の背に岩船観音様がみえてきます。ここは、あたり一面が見渡せるので、清々しい気分になれます。岩船観音様まで行くときは気をつけていかれてください。


この場所って、おそらく人間界の次元じゃないから。

菩薩界の次元っていったらいいのかなぁ。
あんま長居するところじゃないような気がする。
だって、ここにいると、もう俗世間に戻れなくなりそうなんだもん。
観音さまの視線の先には、

見事に晴れ渡った武甲山が見えました(ちなみに昨日の天気予報では)。

これ、チャイロ系ちゃんが写したクマルのベストショット of 岩舟観音さま。
さ~て、陽が暮れないうちに下山しますか。

めっちゃしんどかったぁ
やっと観音堂まで降りてきた。

マジでよく怪我しなかったわよね。
でもがんばって行ってよかった。
 
菩薩界から降りてくると、あれほど恐かった般若のお寺もたいして恐くありません。

山々をめでる余裕さえ生まれています。

本日は31番と32番だけだけ。
これ以上はまわれない。つか、もう腹ペコで死にそう。
チャイロ系ちゃん、早く“薬師茶屋”連れてってケロ

アド街っくなお出かけ Part. 5@Chris's monologue】←岩茸ずし&わらじかつ丼


般若山法性寺
秩父市小鹿野町般若2661
0494-75-3200


札所32番般若山法性寺(前編)

2012-11-28 09:19:14 | 秩父三十四ヶ所観音霊場巡礼のようなもの

秩父札所巡り最大の難所です。
けれども、ここを避けて通ることはできません。
だって今回は、
クマルの小説をたくさんヒトに読んでもらうための、お願い巡礼なんでございますから。
けれど……

びびって、中に入ることができません。
だって、ほら、山門を潜るところの右手上方に、恐ろしげなものが!

ギャー!
たしけてケロー!!

瞬間移動で寺に逃げ込みました。
般若山って、般若心経のことじゃなく、モロ般若ぢゃん!

そこにもいるぞ。


ギャー
やめてケロー

*秩父札所32番寺の般若山の額をかかげた山門は、白木の精巧な造りで、札所では唯一の鐘楼門で楼上は鐘を吊る為、化粧屋根になっています。舞台造りの観音堂は、方形屋根、三間四面で内陣の外側は吹抜けになっています。秩父札所32番の本堂の前立に、冠の上に笠をかぶり、櫂を持って船を漕いでいる珍しい観音像が安置されています。観世音が船に乗って出現されたという縁起にもとづく立像で、この寺のことをお船観音と呼ぶのはこれによる。また、奥の院である山上の岩場が大きな船の舳先の様な形をしているのも名の由来の一つであります。そこには、等身大の青銅製の大日如来がまつってあります。札所32番の観音堂の寺宝の一つに長享番付がある。札所が34ヶ寺に編成替えになる前、つまり33番寺番付を記したもので、1488年(長享2年)の記録であります。昔、巨岩からあやまって落ちてしまった江戸の町人の手代の話があります。観音様のご利益でけがをしなかったばかりか、盲目の主人の眼が開いたといいます。

 
こうなったら観音堂に逃げ込むしかないから。
 
左に行くと奥の院(ここが難所)、右に行くと観音堂。

まずは観音堂。
 
びびりまくってたのでピンボケ。
つか、ここ、ものすごく暗いの。
でも、観音さまにフラッシュは焚きたくないので、露出をあげて撮ったんだけど、失敗だった。ごめんしてケロな。

*秩父札所32番寺は、お船観音と呼ばれて親しまれております。裏山の奥の院は、巨大な岩石でできていて、船のへさきのような形をしています。本堂には笠をかぶり、かいを持って船をこいでいる観音様の額が掲げてあります。

観音堂の裏に廻ると、

うわぁ、洞窟みたい。

*般若堂の裏にお堂があってお地蔵様が祀られております。この地蔵様は子授けのご利益があるといわれております。断崖を背にしたお堂の前で熱心に拝んでから本堂でお地蔵様のお姿をお借りしていくのであります。

ここで、やっとモチツクことができました。
あれほど恐かったお寺も、

こうして見下してみればなんてことありません。

見下すんじゃないよ

って、こんなところで景色に見とれてる場合じゃなかった

山は陽が落ちるのが早いからね
急いでいかないと