いまから約二年前になります。
太田和彦の日本百名居酒屋の第一回放送記念として訪れた店です。
この百名盃は、本物。
“みますや様”の文字は太田センセイの直筆です。
【みますや@Chris's monologue】←2007/08/09の記事
もうすぐ日本百名居酒屋の番組も終了します。
すごいですねぇ。10年もつづいた長者番組です。
では、10年を振り返りながら、
まずは一杯。
酒は白鷹。今日はこれだけ。浮気はしません。
うそをつけ!磯自慢とか鳳凰美田とか飲んだだろ。
そして煮込み探検隊名誉隊長としては、煮込みを注文しないわけにはゆかない。
煮込みの概念が変わるでしょ。
ここの煮込みには、コアなファンがいて、これとビールだけで帰って行くヒトは珍しくありません。
それだけ人気なんです。
このタマネギが泣かせるんだよなぁ。
そして、
燗酒のアテといったら、
サンマです。
夏場にサンマを食べるのはツーの証拠。
サンマは秋刀魚と書くので、秋に食べるものだと思っているようですが、実はいまの時期のサンマがいちばん美味しいんです。
と、ラズゥエル細木氏が言ってました。
あとは、
塩辛と、
お新香があれば、もう問題ないでしょ。
酒飲み三点セット。
しょっぱいもんばっかりじゃねえか!
では、遅ればせながら、兄太田センセイに、店の紹介をしていただきましょう。
では、センセイ、どうぞ。
*創業明治38年 東京最古の居酒屋
創業明治三八年、二階建て銅貼りの看板建築、小疵つきの行灯看板、砕石洗い出しの腰壁、長い縄暖簾は堂々たる東京の居酒屋の押出し十分。恐らく現存する最も古い東京の居酒屋で、平成一七年には創業百年を迎えた。現在の建物は震災後の昭和三年のもので、およそ八〇年前の居酒屋で酒を飲めるとは何と嬉しいことか。広い店内の高い天井に黒光りする太い梁は昔の居酒屋の雄大さを思わせる。一角に上がる祠はもちろん神田明神だ。
壁にずらりと並ぶ黒札の品書はいずれも東京の居酒屋の正統的な品ばかりで「どじょう」「桜さし(馬刺し)」からざるそばまである。一番人気はスパッと包丁の入ったおおぶりの「コハダ酢」。
小鉢に辛子をぺたっと塗りつけたぬたも、いかにもせっかちな江戸っ子好みだ。遠い明治をしのばせる一級の老舗居酒屋。
太田和彦の居酒屋味酒覧―精選173(2008/01)太田 和彦商品詳細を見る |
本日の脳内JAZZは、番組で使用された楽曲から、
Quiet Kenny(2006/03/21)Kenny Dorham商品詳細を見る |
から「Blue Spring Shuffle」
リボーン(2003/07/09)小曽根真 THE TRIO商品詳細を見る |
から「A Handful of Stars」をどうぞ。
【くりす的全国名酒場紀行/みますや】←詳細
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