定林寺 高市郡明日香村立部32 以前は無住の寺であったが、現在 住職おられる
創建は明らかではないが、聖徳太子が建立した寺院の1つとされ元は「立部寺」とも呼ばれた 現在ある本堂と庫裏は、江戸時代後半の建立 境内には墓地が有り、古い石仏や五輪塔等もある 西隣に春日神社が有る
近年行われた発掘調査によって、瓦と共に塔跡や回廊の跡、土壇、礎石などが検出し、塔の跡から円形柱座を彫り込んだ塔心礎が発見され、また、付近から塑像で造られた菩薩像の首の断片等が出土した。出土瓦片によって、飛鳥時代に創建された寺院の跡と推定され、昭和41年国史跡に指定された。しかし今は、数段の石段と土壇だけしか残っていない。
定林寺跡