鳥住山地蔵峠の「地蔵堂」吉野郡黒滝村鳥住753
鳳閣寺の山を下り、地蔵峠まで戻ると、トンネルの入口の近くに「地蔵堂」が建っている。809年空海が求聞勤行で大峯山修行の砌、この辺り(黒滝村鳥住)を巡錫し、日印唐三国の土で地蔵尊を造り奉祀したら、安産、母乳、眼病治癒等に霊験あらたかで、その後、895年大峯中興の(理源大師)が鳥住鳳閣寺を開いた時、この地蔵尊のご利益は益々盛んでしたが、今の地蔵尊は1742年奉祀され、高さ三尺八寸の松香石造、「鳥住山」の刻銘があり、大峯先達・内海道助三郎の寄進、細工人西川伊兵衛、厨子は1778年山石惣講の寄進です。
地蔵トンネル
地蔵堂
地蔵石仏 南北朝 鳳閣寺を下った分かれ道にある