ダウン症のムスメと母のマイペースな日常

ダウン症のムスメとの日々を中心に、いろいろ書いてます。最近はキャンプ備忘録のようにもなっているとかいないとか・・・

海洋天堂

2018年11月04日 | 映画 本 アート 音楽 お店 フェス など
ネットで知って、観たいなぁと思っていた「海洋天堂」という映画を借りて観ました。

あまりストーリーを書いてしまうとネタバレになるのですが、
余命宣告されたガン末期の父親と、自閉症のひとり息子の話です。
小さいときにお母さんを亡くし、それから父親と二人暮らしをしてきた自閉症の息子が、
父親がいなくなった後も困ることがないように模索するのです。

これだけで、もうまったく他人事と思えない!
我が家だって、私がいなくなった後、ムスメはどうなるのか・・・
障がい者の親にとって「親亡き後」の子供の将来はとてつもなく心配なもの。
まして、我が家は映画と同じく片親。。。
私がいなくなったら、たったの一人ぼっちになってしまう・・・
それはそれは心配です。

この映画で学んだのは、とにかくひとつでも多く「出来ること」を増やしておくこと。
助けてくれる人をたくさん周囲にお願いしておくこと。
そして、福祉サービスとつながっておくこと。

私がムスメに困らないように道しるべを示すとしたらこの3つはやっておかないといけないなぁと
改めて強く感じました。

一人で何でも出来たらそれはそれでいいけれど、だからと言って福祉サービスを使わずに、
どこともつながっていないと、困ったときに埋もれてしまいます。
必ず、何らかの形で福祉サービスを使いながら、助けてもらいながら、やっていくことがとっても大事だなと。

今の私の職場でもご両親を亡くされた方もいらっしゃいますが、
うちの施設に通所していて、グループホームにも入っていることで、
周囲に助けてくれる人がいて、埋もれることなく生活できています。
ほんと、大事だなぁ、世の中とつながっていることって・・・

それにしても、この映画で、
いい入所先が見つかり、そこに息子が入所したときの夜、父親が一人で家で過ごすシーン。

もうね、リアルに想像出来ちゃって、号泣です

相当寂しいだろうなぁ・・・

ムスメとの生活も永遠に続くわけではないかもしれない。
いや、続いちゃ困る。いつかは独り立ちしてもらわないといけない。

子離れ・・・今から想像して泣けてきちゃいますね。

正直、つっこみどころもある映画でしたが、学ぶことも多い映画でした。


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