ダウン症のムスメと母のマイペースな日常

ダウン症のムスメとの日々を中心に、いろいろ書いてます。最近はキャンプ備忘録のようにもなっているとかいないとか・・・

津久井やまゆり園の事件

2019年07月27日 | ニュース
三年前の昨日、7月26日に相模原の障がい者施設で恐ろしい事件がありました。
元職員が、入所者19人を殺害しました。容疑者は、
「障がい者は世の中からいない方がいい。社会のためにならない。」
という持論の元に反抗に及びました。

三年前のことですが、今でも思い出すと胸が痛いし、涙が溢れそうになります。
この事件が起こって直後はあらゆるメディアで散々取り上げられていて、障害者に対する意見、考え方など
いろんな議論がされていましたが、三年経った今、「そんなことあったっけ?」っという感じでどんどん風化されていっているというニュースがありました。

そうですよね、障がい者と直接関わりのない人達の中で、この事件はまったく無関係のことで、
忘れられていってしまうのも仕方がないことなのかもしれません。

だけど、介護職に従事している者としては、やっぱり絶対に絶対に忘れてはいけない事件。

誰かの手を借りずには何も出来ない人達はたくさんいます。
だからと言って、彼らの命は無意味なわけではなくて、ちゃんとそこにいるだけで、意味があるということは忘れてはいけないと思っています。

少なくとも、私にとって、毎日接している利用者さん達は大事な存在です。多くのことを教えてもらっています。ただ、自分がちゃんとアンテナ張って、彼らから学ぼうと思っていないと見逃してしまうから、それを見逃さない努力はしているつもりです。

世の中には色んな考え方があると思います。

「障がい者なんかいなくなった方がいい。」

こんな風に考える人も多いかもしれません。
彼らの考え方を変えるのは難しいのかもしれない。
だけど、それをふまえた上でも、

無駄な命はひとつもない

というシンプルだけど凄く大切なことを根気強く伝えていかなきゃいけないんだろうなと思います。

コメント
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