ダウン症のムスメと母のマイペースな日常

ダウン症のムスメとの日々を中心に、いろいろ書いてます。最近はキャンプ備忘録のようにもなっているとかいないとか・・・

半年ぶりの言語訓練

2022年10月29日 | 育児
半年ぶりに言語訓練に行ってきました。

毎回少しずつ成長を感じられるのですが、今回は大きな成長を感じました。

まず、先生に対して話すときに「ですます調」だったのです。

例えば、先生に「楽しかった?」と聞かれたら、今までなら「うん。楽しかった。」と言うところが、今回は「はい。楽しかったです。」と言っていました。それにすごく驚きました。家ではそのような話し方をしないので、ちゃんと言葉遣いを使い分けていることを知りました。

そして、自分の事をいつも名前で言っているのに先生には「私は」と言っていることにもビックリ。途中名前で言いそうになり、「あ、私は・・・」と言い換えていたので、しっかり意識して言っていることが分かりました。

先生にも驚かれるほどしっかりとした話が出来ていました。
そして先生に言われたのは、

「これだけ話せると、逆に周りの人たちから厳し目に見られてしまうことがあるかも。」

っという事。「それくらいは出来るよね?」と言う感じで期待値があがってしまうのでしょう。

知的に重度な人の場合、話せなくてもそれは仕方がないし、こちらが察してコミュニケーションを取るけれど、うちの子の場合、割としっかり話せるので、自分から発しないと誰も気に留めてくれないかもしれないということもあり得るというわけです。そして変な言葉遣いをしてしまえば、普通に反感を買ってしまうこともあるかもしれません。

ムスメはダウン症にしてはまぁ軽度な方かなとは思います。おしゃべりも特に困らないし、言えばなんとなく理解はしている様子だし、近所なら一人で買い物も行くし、留守番もするし、かなり助かってはいます。でも、軽度には軽度の困りごとがこれからはどんどん出てきそうな気がします。
色々と生きづらさがあるのは事実なので、そこを自分で克服していける力をつけて欲しいと思っています。

でも、今日先生に運動会のことを聞かれて、「私は足が速いので、100メートル走は自信がありました。」と言えるあたり、まだまだ現実を分かってないなぁと笑ってしまいました。この自己肯定感の高さはうらやましい限りです。それが例え現実と乖離していても本人が満足していればそれでいいと思っていますが、時々は周りを振り返って自分の位置を確認して欲しいような気もします(笑)

とにかく、これからはもう一歩先の言語習得に向けて頑張って欲しいと思います。
コメント
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