出版社の営業部員・馬締光也は、
言葉への鋭いセンスを買われ、辞書編集部に引き抜かれた。
新しい辞書『大渡海』の完成に向け、
彼と編集部の面々の長い長い旅が始まる。
定年間近のベテラン編集者。
日本語研究に人生を捧げる老学者。
辞書作りに情熱を持ち始める同僚たち。
そして馬締がついに出会った運命の女性。
不器用な人々の思いが胸を打つ本屋大賞受賞作!
辞書作りがこんなにも大変だったなんて・・・
今はネットで検索かければあっという間に意味が出てくるが、
ここまで時間を費やし、紙の質にまで拘って作る辞書を
ちゃんと活用しなければと思った。
ラストの馬締の恋文全文が傑作!!
あれを貰ったら恋文だと分からないかもしれない・・・
所々の漢文が厳しい(-_-;)