第3話
『華麗なる逆転劇』
秋山が2連勝したが、
菊地は必勝法に気づいた。
毎回新しいカードをケースから出して使うから、
このゲームの最初のカードの並びが同じではないかと。
シャッフルするカードを見て、
1番下がスペードのAだと確信し、
下から2番目のカードを見てみるとスペードのJ。
ここでリハーサルが終了してしまう。
本番2回をジョーカーの位置を突き止めるために費やし、
2敗したが1番上がジョーカーであると突き止めた。
目で追って確かめたという菊地に、
西田はそんなこと出来るのかと聞く。
「出来るんだよ。俺なら。」
菊地は元ボクサーで動体視力が優れてるらしい。
次のゲーム、菊地はジョーカーを手に入れると宣言。
しかも一番左に。
そして第3ゲーム。
宣言通り、菊地のカードの左にはジョーカーが。
「あいつ、神かよ?」
秋山は3カード、菊地はフルハウスで菊地の勝利。
第4ゲーム。
菊地は2ペアなのに5枚総換え。
5枚目にジョーカーがあるらしい。
そして秋山2ペア、菊地3カードで菊地がの勝利。
菊地は全部交換したお陰で、
17枚のカードのうち10枚を目にしていた。
そこから逆算すれば、残り7枚のカードが全て分かる。
どう組み合わせても2ペア止まりだった。
でも秋山も全とっかえしたら残りは2枚しかないから、
あとの3枚は菊地の捨てたカードから貰うことになる。
「このゲームにおいて、
菊地はキングオブキングスなのよ。」
「随分と余裕だな、菊地。
何か隠してるだろ?
お前はこのゲームにおいて、あり得ないことをしている。
リハーサルの時4枚換え。
今のゲームの5枚換え。
お前の戦い方は不自然すぎる。
お前、ジョーカー見えてんだろ?」
秋山はヒンズーシャッフルの時カードが見えているから、
リフルシャッフルだけにするよう提案。
菊地も了承する。
しかし、リフルシャッフルだけになって、
尚更ラクにジョーカーが追えるようになったと小坂。
第5ゲーム開始前、直がタイムをかけた。
直は月ノ国に話を聞いてくれないかと呼びかける。
「もうこんな戦いやめませんか?
私たちの目的は月ノ国のみなさんに
勝つことじゃありません。
みなさんを助けることです。
私たちの本当の敵は事務局なんです。」
事務局にお金が回収される仕組みを説明する直。
そのお金でみんなを救済すると。
「もういい。
あいつらは、そんな誘いに乗ったりなんかしない。」
第5ゲーム。
「なぁ、さっきあの子が言ってたこと。
俺たちを救ってくれるって話、本当か?
その話、俺乗るよ。」
菊地はチップを上限いっぱいの15枚まで賭ける。
「あいつ絶対嘘ついてる。」と福永。
「でも私は、菊地さんを信じます。」と直。
セカンドベットも上限の30枚まで賭ける菊地。
「俺たちを救ってくれるんだろ?
俺はその言葉を信じて、ワザと自分の手を悪くした。
絶対にそっちが勝つ。
信用してくれ。」
秋山はコール。
秋山が3カード、菊地が4カード。
菊地の勝利でチップ50枚が月ノ国に渡り、
チップの差は78枚に。
大笑いする菊地と西田。
直のせいだと怒る福永。
あと2ゲームでこの差をひっくり返すことなんか出来ない。
中堅戦は負けだと。
笑う菊地に余裕で呟く秋山。
「かわいそうになぁ。
お前は今、唯一のチャンスを逃したんだ。
断言する。
お前は負ける。」
「やれるもんならやってみろ!」
第6ゲーム。
ジョーカーはまだ札の中。
この勝負も絶対に勝てると思う菊地。
秋山は上限いっぱいの15枚を賭ける。
そして5枚全部交換する秋山。
驚く菊地。
「どうした?
何かマズイことでもあるのか?」
「いや、なんでもない。」
菊地は1枚交換でフルハウス。
秋山はセカンドベットで15枚しか賭けない。
秋山の反応を見てコールする菊地。
菊地はフルハウス、秋山は4カード。
秋山の勝利でチップ35枚は太陽ノ国に。
月ノ国とのチップ差は僅か8枚になった。
最終ゲーム。
さっきの5枚に偶々Qとジョーカーが固まってたなんて、
なんて運がいいんだと思う菊地。
秋山の勝ちは偶然だと思っている。
シャッフルの時、また菊地がカードを覗いてたと言い、
もう3回シャッフルするよう言う秋山。
菊地は最初からジョーカー入りAとKのフルハウス。
秋山が上限いっぱい15枚賭ける。
菊地はコール、秋山は5枚全部交換。
みんなビックリ。
菊地は意味が分からない。
ジョーカーを手に入れる確率を高めようとしたと解釈する。
秋山が勝負を降りないよう騙すしかないと思い、
自分の札があまりいい手じゃないように演技する菊地。
秋山は上限いっぱい30枚を賭ける。
「バーカ、秋山。お前の負けだ。
お前が疑ってた通り、俺にはジョーカーの位置が見えている。
覗き見なんて、しょぼい方法なんかじゃねぇ。
俺は元ボクサー。
鍛え上げた動体視力でジョーカーの位置を目で追ってたんだよ。
このゲームは毎回新しいカードが使われる。
その17枚のセットの一番上に
ジョーカーがあるってことを突き止めた。
つまりその並びに気付く頭脳も
カードを目で追う身体的能力も
全てにおいて俺はお前の上をいってたってことだ。」
しかし出されたカードは・・・
秋山はQの4カード。
「どうした、菊地。
目がいいんだろ? よく見ろよ。
何度見ても同じだよ。
だがお前の顔色は変わったな。
菊地お前の負けだ。」
チップ50枚が太陽ノ国に渡りゲーム終了。
結果はチップ差92枚で太陽ノ国の逆転勝利。
勝ったと喜ぶ直。
「秋山さんて、ホントに勝負強いんですね。」
「勝負強いだと? ただ運がいいだけじゃねぇか。」と菊地。
「運? まさか2回連続で4カードが出る訳なんてないだろ。」
「じゃあ、あの4カードは。」
「勿論狙って作った。」
「そんなこと出来るわけねぇだろ。」
「確かにお前には出来ないかもしれない。
だが俺には出来るんだよ。
教えてやるよ。動体視力なんかじゃない。
要はここだ。」
頭を指差す秋山。
「俺はジョーカーの位置を追ったんじゃない。
17枚全ての位置を追ったんだ。」
ディーラーが毎回
パーフェクトシャッフルすることに気づいた秋山。
最初の状態からパーフェクトシャッフルを2回、
若しくは6回繰り返すと、カードは4枚ずつ固まる。
ディーラーにカットを注文したのも、
不規則な並びになるヒンズーシャッフルをやめさせる為。
「今度は目だけじゃなくて頭も鍛えるんだな。」
「やはり4回戦ともなると
相手はどんな手を使ってくるか分からない。
そう簡単には勝たせてもらえないってことだ。
だがどうにかチップ差は広げた。
あとはこのリードをお前が守るだけだ。」
他会場で葛城も17ポーカーで勝利。
「ではこれより大将戦に入ります。」
直と小坂の対戦。
「では、お二人にやっていただくゲームを発表しましょう。
回らないルーレット。」
「捻り潰してあげるわ。」
「回らないルーレット?」
ほら!
やっぱ秋山負けないじゃん。
分かってるんだから、
週またぎで引き延ばさなくったっていいよ~。
ってかさ、秋山ってなんで直のこと信用してんの?
秋山がチップの差広げたって、
直じゃ~ねぇ~・・・
まぁ、ドラマだから直がなんとか勝つんでしょ?
それにしても、久々に直にイラッとしましたよ。
やっぱ直はバカだね(-_-;)
戦いやめませんか?とか呼びかけたって、
やめる訳ないじゃんか。
そんな言葉でやめるヤツいたら、
ゲームになんか参加してないっつーの。
ライアーゲーム 全11話
第1話 第2話
ちょっと面倒くさいね。
福永で勝っておけば良かったのに!!
完膚なきまでに菊池を叩きのめす姿は痛快でした♪
ちょっと悪人面になっていましたけど(苦笑)
>それにしても、久々に直にイラッとしましたよ。
ホントそうですね。
甘ちゃんな考えにイライラします。
ホント痛快でしたね。
さすが秋山!!
確かに悪人面になってました( ̄▽ ̄;)
直にはイライラですよ。
おバカですよね
直が勝ちそうですよね
直にはイライラしまくりでした。
ホントにバカ・・・
直が勝たなきゃドラマにならないです(笑)