第5話
『殴り返す女! 夫と子供は大切に』
藍田に告られ抱きつかれた早紀。
キスされそうになっって引っ叩いた。
そこへ璃子がやって来る。
酔っ払いの藍田は帰って行った。
璃子に藍田のことを話した早紀。
本気に決まってると璃子。
戸惑う早紀は友達じゃダメなのか悩むが、
璃子にそんなのはダメだと言われる。
璃子は早紀の部屋へお泊り。
けど家からはなんの連絡もない。
事務所で中島と欠伸する早紀。
仕事がなくてすまないと言う中島に、
昨夜色々あったのでと早紀。
「友達って、どうやったらなれるものなんでしょう?」
「気が付いたらなっているものじゃないかねえ。
友達なんて。」
暇だからゴミ拾いをする中島と早紀。
そこへ璃子が車で来て嘘ばっかり言う。
「本当は何かあったんじゃないですか?」
心配する早紀にも、何もないと言う璃子。
早紀の部屋の鍵を借りて行く。
早紀は璃子の家に様子を見に行く。
すると、家族で外食に行くところだった。
車の前に立ちはだかった早紀。
早紀はマンションに戻り、
璃子の義母から預かった郵便物を渡す。
璃子が勝手に出て行っただけだからと。
妻らしいことも母らしいこともしてないから、
いてもいなくても構わない。
カードはもう使えないようにしたとの伝言。
璃子は夫は浮気してるし、
義母が自分から子供を遠ざけてるから
私は悪くないと言う。
「友達でもないのに
勝手なことしないで!」
ほっといてと言われた早紀。
「友達じゃありませんしね。」
翌日、璃子から困ったことになったから
助けてとの電話。
マンションに戻ると璃子の子供たちがいた。
「連れて来ちゃった。」
子供たちに嘘をついて連れて来たらしい。
子供たちは我が儘放題。
夫から電話があったが出ない璃子。
娘・夢から嘘を見抜かれ、帰りたいと泣き出す。
藍田は警察沙汰になったらヤバイと忠告。
「なんでママのこと分かってくれないの?」
璃子は正登を頼り相談に行く。
ここでも色々好き放題言う璃子。
早紀は正登が忘れられないのよとか。
早紀は璃子の子供たちの面倒を見ていた。
ご飯を作ったり寝かせたり。
早紀が璃子に電話しても留守電。
その時、息子・望が喘息の発作。
いきなりママに連れて来られたから
薬がないという夢。
早紀は急いで病院に連れて行く。
帰って来た璃子に望の話をする早紀。
エレベーターには夢が書いた“うそつき”の文字が。
上の子が産まれた時はちゃんと育てようとしたのに、
なかなか泣きやんでくれなくて、
仕方なく義母に頼ったと。
義母に抱かれた途端に泣きやみ、
どんどん義母に懐いていった。
下の子も同じだったと。
「あ~あ。
あんたなんかにホントのこと言っちゃった。」
翌朝、正登が早紀の部屋を訪ねて来た。
なんとか璃子を助けたいと、
もし裁判になったら弁護もすると正登。
藍田も訪ねて来る。
璃子の旦那たちが捜索願を出そうとたらしく、
マンションまで訪ねて来たと。
子供たちは返さないと言う璃子。
でも子供たちは大きいママとパパがいいと泣き出す。
子供は返した方がいいと早紀。
「そんなことしたら、私にはもう何にもなくなる。
お願いだから、みんなで私の幸せ奪わないで!!
私は早紀みたいに生きる目標が何もないの。
今の幸せを失ったら、どうしていいか分かんないの!!
どうせ私なんか、誰にも必要とされてないんだし、
なんの役にも立ってないんだから
私の幸せを奪わないで!!」
璃子を引っ叩く早紀。
「それ以上さぁ、
私の友達の悪口言うのやめてくれる?
私はさあ!!
あの・・・蓮美のこと友達だと思ってるんだけどさぁ、
ダメかな?
この間さ、ビンタされた時も無茶苦茶痛かったし、
腹も立ったけどさ・・・嬉しかった。
何が自分が誰にも必要とされないよ!!
望くんはね、喘息の発作が起こった時、
ずっとママ、ママって言ってたんだからね!!
夢ちゃんが落書きしたのだって、
同じ気持ちからじゃないのかなあ?
もういい加減逃げるのやめたら?
蓮美はねえ、もう凄いパワー持ってるんだよ!!
本当に心配してるのか
お節介なのか分からないけど、
今までも私のこと助けてくれたし、
頼まれてもいないのにあんなに人のことで
一生懸命になれる人どこにいる?
私ね、母が亡くなってからつくづく思うの。
萩原光の娘に生まれてつくづく良かったって。
母さん見てたら、どんなに辛くても
自分を信じていれば大丈夫だって分かったから。
望くんや夢ちゃんにも、
そうやって思ってもらうのが
蓮美の幸せなんじゃないの?
子供はアクセサリーじゃないんだから。
あなたの人生にもう嘘や誤魔化しは必要ありません。」
璃子は子供たちの側へ行き謝る。
「ホントにダメなママだったね。
今まで。
でもね、もうママ嘘つかない。
夢と望に一緒にいたいって
思ってもらえるように頑張る。」
ドアを開けた早紀。
義母と旦那が入って来て子供たちを取り返し、
離婚届を突きつけた。
出て行く義母と旦那に言う璃子。
「子供たちのことは絶対に諦めませんから。
だって私はもうひとりじゃないから。」
子供たちに笑顔で手を振る璃子。
子供たちが行ってから泣く璃子の手を握る早紀。
本当は早紀に初めて会った時、
夫の浮気に気付いた日だと璃子。
「あの時、早紀に会わなかったら、
私どうなってたんだろう。
嘘じゃないよ。ありがとう。
私のこと友達って言ってくれて。」
藍田が食事を作ってくれる。
正登も誘う早紀。
正登は今、秘書課の横谷と付き合ってると言う。
そして結婚するかもと言い帰って行った。
3人で食事していた時、
司法試験の願書を出すのを忘れていたと言って、
急いで出しに行く早紀。
藍田は自分から人を好きになったのは
初めてだと璃子に言う。
法律事務所のチラシを配っていた早紀。
そこへ藍田が来た。
「今度のことで、俺、益々お前のことが好きになった。
俺と付き合ってくれないか?」
「ありがとう。
でも友達じゃダメかな?」
「まだ元彼が忘れられないとか?」
「そうじゃなくて、
断る口実とかそういうのじゃなくて、
本当に友達になって欲しいの、私の。
ダメかな?」
藍田はチラシ配りを始める。
「手伝ってやるよ。友達だから。」
日記を書く早紀。
“初めて友だちと呼べる人が出来た。
しかも2人も・・・
でも、藍田に付き合えないと断ったことは
なんだか胸が痛む・・・”
早紀は勉強しようとするが、
胸が苦しくなって倒てしまった。
アトムが早紀の側に・・・
璃子が気付き呼びかけても反応しない早紀。
璃子、やっと本音を言えたね。
ま、良かったんじゃない?
子供たち、取り返せるかな?
正登は・・・触れないでおく(‐∀‐;)
最後、早紀が倒れちゃったけど・・・
病気?
心臓悪いとか?
第1話 第2話 第3話 第4話
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます