この8月、米東海岸ニューヨーク近郊のポートワシントンで開催された
マッチレースのグレード2イベント、ニッカーボッカーカップで、
日本の中村匠が見事優勝を飾った。
ニッカーボッカーカップは今回で26回の開催となる、
アメリカでは非常に歴史のあるマッチレース。
数年前まではグレード1イベントであったため、
現在アメリカズカップなどに関わる多くのトップセーラーたちも、
このレースの優勝者として名を連ねる。
ある意味、世界のマッチレース界のトップに登りつめるための登竜門的大会だとも言える。
今年の大会には9カ国から12スキッパーが参加、
うち5人は、マッチレース世界ランキング50位以内のスキッパーだった。
中村選手は日本のマッチレースではトップランカーだが、
これまでグレード3イベントでの2位が最高で、
グレード2での優勝は今回が初めて。
マッチレースでは、
チーム編成、練習、レース転戦と続いていく過程で、
チームとしてのモチベーションを保つことが非常に難しい。
高い目標を掲げてキャンペーンを始めても、
その途上で、ある程度の成績を時折残せることはあっても、
理不尽な理由などで思い通りの成績を残せないことのほうが多く、
そこでモチベーションを失い、
自分たちの最終目標に到達する前にギブアップしてしまう選手やチームが多い。
それを知っている人間として、
最近マッチレースへのモチベーションを失いつつあるように思えていた中村選手だったが、
久し振りに挑戦した国際マッチレースで、しかもグレード2イベントで優勝したことが、
中村選手と彼のマッチレース・チームの『勝利を求める貪欲さ』に再び火を付けることを願う。
確かにニッカーボッカーカップ優勝は、
日本人マッチレーサーとして金字塔のような成績だ。
しかし、中村選手にとっては、これが最終目標では決してないはずだ。
彼がこの優勝をきっかけにして、この先の目標に向かってどのような活動を続け、モチベーションをさらに高めていくかということのほうに、
個人的に強い興味を持っている。
ニッカーボッカーカップの優勝者には、
ワールドマッチレース・ツアーの大会の一つバミューダ・ゴールドカップへの出場権が与えられる。
この10月、中村選手が、世界の本当の強豪を相手にバミューダでどんな戦いを見せるか、
温かい目で、期待を持って注目する。
マッチレースのグレード2イベント、ニッカーボッカーカップで、
日本の中村匠が見事優勝を飾った。
ニッカーボッカーカップは今回で26回の開催となる、
アメリカでは非常に歴史のあるマッチレース。
数年前まではグレード1イベントであったため、
現在アメリカズカップなどに関わる多くのトップセーラーたちも、
このレースの優勝者として名を連ねる。
ある意味、世界のマッチレース界のトップに登りつめるための登竜門的大会だとも言える。
今年の大会には9カ国から12スキッパーが参加、
うち5人は、マッチレース世界ランキング50位以内のスキッパーだった。
中村選手は日本のマッチレースではトップランカーだが、
これまでグレード3イベントでの2位が最高で、
グレード2での優勝は今回が初めて。
マッチレースでは、
チーム編成、練習、レース転戦と続いていく過程で、
チームとしてのモチベーションを保つことが非常に難しい。
高い目標を掲げてキャンペーンを始めても、
その途上で、ある程度の成績を時折残せることはあっても、
理不尽な理由などで思い通りの成績を残せないことのほうが多く、
そこでモチベーションを失い、
自分たちの最終目標に到達する前にギブアップしてしまう選手やチームが多い。
それを知っている人間として、
最近マッチレースへのモチベーションを失いつつあるように思えていた中村選手だったが、
久し振りに挑戦した国際マッチレースで、しかもグレード2イベントで優勝したことが、
中村選手と彼のマッチレース・チームの『勝利を求める貪欲さ』に再び火を付けることを願う。
確かにニッカーボッカーカップ優勝は、
日本人マッチレーサーとして金字塔のような成績だ。
しかし、中村選手にとっては、これが最終目標では決してないはずだ。
彼がこの優勝をきっかけにして、この先の目標に向かってどのような活動を続け、モチベーションをさらに高めていくかということのほうに、
個人的に強い興味を持っている。
ニッカーボッカーカップの優勝者には、
ワールドマッチレース・ツアーの大会の一つバミューダ・ゴールドカップへの出場権が与えられる。
この10月、中村選手が、世界の本当の強豪を相手にバミューダでどんな戦いを見せるか、
温かい目で、期待を持って注目する。