海中植物

2012年01月28日 | 風の旅人日乗
朝、久し振りに浜を走る。
手袋を忘れてしまい、
寒さで手が切れるように痛い。

防波堤の突端に行って、
ストレッチをしながら海の中を覗き込むと、
この時期ならではの
凄いばかりの透明度の海水を透かして、
海草群がずいぶん成長しているのが見て取れる。
天然のわかめも、そこここに見える。


波に洗われている岩には、
朝日に照らされて黄金色に輝くヒジキが、
ビッシリと生い茂っている。

吉本隆明さんの本の中に、
空の上は地上の季節よりも半分ほど先行している、
という意味の言葉があったけど、
それは海の中の光景にも言えることのようで、
こんなに地上は寒いというのに
海中の植物たちはすっかり春の様相だ。

でも、
相模湾の海水温そのものは
これからもっともっと冷たくなる。
同業者の方々に於かれましては、
くれぐれも風邪など引かぬよう。

午前11時に横浜ベイサイドマリーナ。
同じ三浦半島でも東京湾側は、
えらく寒くて驚く。



この可愛らしい艇を、
風でも走る楽しい船にするために、
ワタクシを含めたヨット関係スペシャリスト3名で、
第2回現地打ち合わせ。

この週末までに
すべての作業に掛かる費用の見積りを提出して、
それに加えて、
設計者から復元力に関する資料を提出してもらった上で、
この夢の計画を具体的に進めるか否か、
オーナーに判断していただく。