YD 37 ©Yachting Developments / Bakewell-White Yacht Design
夜明け前。
月に一度の書き仕事の中で、
photo by K. Miyazaki / Kazi
「手をこまねく」という表現を思いついて、
「こまねく」ってどんな字を書くのかな
と調べていたら、
文化庁のサイトに行き当たった。
なんと、
「手をこまねく」の意味を、
「何もせずに傍観する」、
だと考える日本人の数を、
「準備して待ち構える」、
だと間違えて解釈している日本人の数が、
現在では上回っているのだという。
しかも、
16歳から19歳の間の世代に限ってみると、
なんと、61%もの日本人が、
「手をこまねく」の意味を
「準備して待ち構える」
だと間違って解釈していて、
「何もせずに傍観する」
と解釈しているのは、
19%に過ぎないんだと…。
恐るべし、
ニッポンの国語教育事情。
でもさ、
「何気なく」、
のことを
「ナニゲに」
と言う表現にも
最近は麻痺してきて
怒りを覚えなくたってきたし、
ま、
もうすぐ死んでいく人間としては
自分が死んだ後の日本人が
宇宙語を使うようになっても
最早意見を言うわけにも
いかないわけで、
しかも、
個人がなんとかしようとするには
ことが大き過ぎるようなので、
秘かに嘆くだけで
この件は、放っておこう、
かな?
でも、
それで、いいのかな?
しかし生きている今は、
その、来月号の
老人向けのセーリング雑誌には書くよ、
「手をこまねいていたわけではないようだ」。
手をこまねいて、
風を待つ?
photo by K. Miyazaki / Kazi
手をこまねいているだけでは、
こういうアイディアは出て来ない?
photo by K. Miyazaki / Kazi
本日午前中は、
新横浜まで出向いて、
アメリカ帰りの知人に会って
来年の計画を練る、
の時間。