2015年12月15日

2015年12月15日 | 風の旅人日乗
昨日午前中は

東京から来て
飛ぶ練習をする人が
何かが壊れて
沖に流されてしまわないよう
何かが起きたらすぐに
葉山新港に走っていけるよう
見守り




いい感じの練習をしてました


本日未明の時間の
勉強タイム

改造後のデビューを果たした
ワイルドオーツ



DSSプラス バウにカナード
スイスアーミーナイフ
というニックネームをもらった
2年前よりも
さらに1枚ナイフが増えた

バウのカナードは
どんな仕事をするのだろう

最高速を上げたことに伴って
バウとスターンのセクションを
新しく取り替え
バウスプリットも伸ばした

*バウスプリットの長さは
シドニーホバートレースの
全長制限には加わらない*

セーリング艇の
性能が上がると
当然 
セールトリムの理論も
変わる

クローズホールドでは
ブームは
艇のセンターライン上に
セットする



この
長い間メインセールトリムの
ゴールデンルールだった常識は





進化を果たした最先端の
レース艇群の間では
常識ではなくなってきている

この程度



とか
この程度まで
ブームをセンターラインより上げることは



1990年代のマム36やIOR50ftクラスでは
コンディションによっては
すでにやっていた

でも
下の写真のような
メインセールのトリムは
以前のレーシングヨットでは
とても考えられなかった



ジブのシーティングアングルが
5度より狭くなると
こういうセールトリムが
正解だと
コンピューターが言っている

5年前にセーリングの勉強を
ストップした人たちにとっては
考えられないセールトリムだろう

セーリングヨットの理論は
常に進化し続けている

そのことをよく知っている
出版関係の人たちは
だから
特にレース関係のハウトゥーものを
怖くて出版できなくなるんだよな