いま思うと、当時ボート部をやめていった奴らが何を考えていたか、よくわかるような気がする。
要するに、"世界"が違っていたのだ。けれども当時、僕は世界の違いなどを考えもしなかった。そもそも僕はほとんど何も考えていなかった。ただ勝つこと以外は。
そう考えると、"やめたい奴はやめろ、という僕の考え方は、結局は正しかったと思う。いくらボートの意義を説いて引き止めようとしても、世界が違うのだから、なんの効果もなかっただろうし、実際になかった。"
松苗が帰京し、昨晩、有楽町にて久々の会合。関野さん、大島、森田、松苗、俺。
結局、関野さんもコーチをやめ、今は谷内さんと大島だけが見ているとのこと。こないだ大島が川でモーターを出した時、身投げ人を救助したそうだ。
現在のクルーは、関と山本の無ペア、3年生(桝本、合屋、黒川、井波、民門)の付フォア(5大学対校)、小池SS、伊藤と上田のDS、etc.だそうだ。