◆五大学レガッタ・エキシビション招待エイト2000ⅿ
《Yamazaki》 C廣江 S西山 7川本 6宮本 5山下 4奥 3深井 2茂木 B大野
補舵:佐藤
補漕:益村、下遠野、福田、関野、藤野、小松
陸上:出井、川渕、知加良、浅野、藤田、佐藤、弾塚、ワン、木村、他多数
「2千メートルにはドラマがある」との名言は2015年団塊号の池田さんですが、今年もドラマがありました。
主役は医王会。昨年6位から今年は一気に優勝。いったい何が?
・・・
明日から大分に旅行に行ってきます!
あとは帰ってから書きますので、しばしお待ちください。
・・・
大分から帰ってきました。続きを書きます。
14:50発艇。スタートは練習のとおり、6本+6~7本でトップスピードに達した後は巡航速度にギアチェンジ。500mまではいい位置につける。しかし2Q、3Qと、トップの医王会が少しずつ離れていく。R33~34で追って行くしかないという苦しいレース。
去年と違って、3Q以降もう余裕がない。レンジが短くなってくる。ラスト500mはずっと苦しい。勝っていても苦しいが、負けているともっと苦しい。医王会のゴール音を聞いてからしばらくして(10秒)ゴール。(なお、バウはまた「一人イージオール」しているとクルーからお叱りあり。)
昨年よりクルーそろっての練習も多くできた。リズムも納得いくものが出せた。レース展開、手応えも良かった。ただ、医王会がそれを上回って速かった。追いつくために力を振り絞ったが、及ばなかった。力の差があった。
水を開けられた完敗。「並べたら 勝つんだよ」といいながらも、負けるレースもある。レベルアップを続ける五大学2000mが、さらにレベルアップしたということ。次は水が開かない競り合いを、そして勝利を。その新たな目標に向かって、鍛錬していくだけ。
そのために、自分に何が足りなかったのかを分析し、対策を考える。
体力面はいつもベースとなる。エルゴのスコアが上がれば、タイムも比例して上がるだろう。パワーを100%艇速に変換できているかという点(ロスのないキャッチとフィニッシュ、支点の固定、艇速とのシンクロなど)も、体力のベースがあってこそ実現できることでもある。
ピッチと艇速との関係。R33~34では体力の限界を超えていた。レンジが短くなった。筋力不足はピッチでカバーするというのは理にかなっているが、ピッチが高くなれば、正しい漕ぎができなくなる限界点がどこかで来る。また、どのピッチで最も出力が出るかというのも、人によって違うはず。
2480整調でのハイピッチ漕法は有効性が実証された方法だが、クルー編成によっては、例えばR30で一本をもう少し強く長く、という方法もあるかもしれない。
練習としては、これまでやってきたように、低いピッチで正しい(ロスのない、艇速とシンクロした)一本を漕げるようにする。それをピッチが上がってもできるようにする。そのための体力とスキル。
東工大艇庫にて出艇前(宮本さん提供)
スタートへ向かうクルー(藤田さん撮影)
ゴール前(ワンさん撮影)
ラストスパート(藤田さん撮影)
《知加良さん計測分析》
PDFリンク
《レース動画》
知加良さん撮影(陸カメラ) ⇒ YouTube
廣江さん(Cox Viewカメラ) ⇒ YouTube
下遠野さん編集(撮影者:カナブンさん、知加良さん、佐鳴のかた) ⇒ YouTube
川渕さん撮影(500m陸橋から) ⇒ YouTube
《懇親会》
今年も6チーム47名参加で大懇親会@清風
優勝の医王会クルーは漕手8人中5人が「助っ人」だったということで、「純血主義」か「スカウト」かという各チームの「所信表明」でも盛り上がりました。五大学ミドルは、その成り立ちからして非純血主義ですが、どちらも有っていいと思います。
強い個人を寄せ集めればそれだけで自動的に速くなるのか? 日々の乗艇練習・研究によってどこまで速くなれるのか? というのは興味深いテーマです。
今年も参加してくださったすべてのチームの方々に感謝します。年々レベルアップを続ける参加各チームの熱意は、岸の応援者・観戦者にも伝わるのではないでしょうか。
また来年も熱いレースを。
◆五大学レガッタ結果
外語大端艇部報告より抜粋
男子エイト(村田Tr4、深澤Tr4、市村Po4、藤原B4、山口E4、小林L2、中村B2、長谷川F3、牧野S2)
6'32"83 2着
女子シングルスカル
藤枝 (F4) 9'22"17 1着
日比野 (Tr2) 10'37"64 オープン
女子ダブルスカル(佐々木Tr3、赤井D2)
9'17"22 2着
男子シングルスカル
原(R2) 9'30"00 2着
レース結果 ⇒ Dropboxリンク
レース動画 ⇒ 外語大端艇部